白良浜の防砂ネットを撤去する町職員ら(14日、和歌山県白浜町で)
和歌山県白浜町は14日、白良浜に設置していた防砂ネットを撤去した。冬の北西風で砂が付近の県道や陸地に押し上げられないよう、毎年晩秋から設置している。撤去作業は白浜温泉街に春の訪れを告げる風物詩になっている。
町職員ら9人が、砂浜に張っていた長さ約20~30メートルのネット21枚を取り外し、打ち込んでいた長さ約1・5メートルの木のくいを抜いた。
作業に当たった町観光課公園施設係の濱口大輝さん(29)は「これからどんどん暖かくなり、観光に良い時季になってくるので、ぜひ皆さんに遊びに来てもらいたい」と話した。
町内の江津良浜に設置している防砂ネットは4月上旬に撤去する予定。