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共産党が国重氏擁立へ 衆院和歌山1区補選

国重秀明氏
国重秀明氏
 共産党和歌山県委員会は8日、衆院和歌山1区補欠選挙(4月11日告示、23日投開票)に党県常任委員の国重秀明氏(62)を擁立すると発表した。国重氏は現政権を批判し「戦争、軍拡反対という声を私に結集していただき、国政の場に押し上げてほしい」と述べた。

 国重氏は大阪府出身で和歌山大学を卒業。党機関紙「しんぶん赤旗」の記者や党県議団事務局長などを経て、現在は党県常任委員、和歌山北部地区委員長を務める。過去、衆院選は和歌山1区に3回、参院選は和歌山選挙区に2回立候補し、いずれも落選している。

 国重氏は記者会見で「今までの安全保障政策を踏み外し、平和を脅かす大軍拡が始まろうとしている」と岸田文雄政権を批判。その上で「暮らしの予算も削られ、大増税も準備されようとしている。戦争できる態勢を整える空気を、党として止めたい」と話した。

 このほか、自民党元衆院議員の門博文氏(57)、日本維新の会和歌山市議の林佑美氏(41)、NHK党党職員の山本貴平氏(48)も立候補の準備を進めている。
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