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白浜・椿温泉の観光客16%増 22年、コロナから回復傾向

和歌山県白浜町観光客数の推移
和歌山県白浜町観光客数の推移
 和歌山県白浜町は6日、2022年の白浜地域(白浜温泉・椿温泉)の観光客数(推計)を発表した。前年比116・1%の285万2155人だった。増加した理由について町は、新型コロナの影響から回復傾向にあるほか、県や町が実施した観光支援策の効果が出たと分析している。 

 町によると、22年の宿泊客は157万1022人(前年比129・6%)、日帰り客は128万1133人(前年比103・0%)だった。

 宿泊客を都道府県別でみると、大阪府が最も多く64万1131人で全体の4割を占めた。次いで和歌山県の21万9320人、兵庫県の13万2605人だった。

 宿泊客のうち外国人は、9401人で、入国制限があった前年より8899人と大幅に増えた。国・地域別でみると、香港が最も多く3774人で全体の4割。次いで中国の1329人、韓国の988人となっている。

 観光客数を月別でみると、8月が最も多く35万1194人、次いで7月の29万4097人、12月の28万632人。

 町では昨年、本州で一番早い海水浴場の開設、花火ラリー、メッセージ花火などのイベントがあった。南紀白浜空港の利用者が増加していることから、関東方面の観光客の比率が上がっているという。

 町は「コロナの感染状況をみながら、安心して訪れていただけるよう、観光客誘致に向けて取り組んでいきたい」と話している。

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