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互いの文化や歴史学ぶ 田辺高、インド人と交流

インド人と交流する田辺高校の生徒(田辺市学園で)
インド人と交流する田辺高校の生徒(田辺市学園で)
 田辺市の田辺高校2年生がこのほど、外務省の国際交流事業で来日中のインド人と交流した。日本語や英語で話し、互いの国や文化について理解を深めた。

 外務省が推進する「対日理解促進プログラムJENESYS2022」の一環。県は、インド・マハラシュトラ州と2013年に観光などの分野で協力する「覚書」を締結。18年には同州との関係をより強化するために覚書を更新した。

 インドで日本語を学ぶ学生や社会人19人が田辺高を訪れ、「地理」「日本史」を選択している2年生約70人と交流。田辺高の代表生徒2人が日本語と英語で和歌山や学校について紹介し、インド人が日本語で国の歴史や日本との関係について話した。ダンスを学んでいるという男女2人によるインド舞踊の披露もあった。

 その後、校内を見学したり、グループに分かれて自由なテーマで話し合ったりして交流を深めた。

 17歳の男性とグループになった田辺高2年の南耕太郎君は「外国の人と英語で話す機会はなかなかないので良い経験になった。同年代だと、言葉の壁があっても感じていることは近いと思った」と話した。

 インドで日本語学校の教師をしているマニシ・グプタさん(27)は今回が初めての来日。「和歌山のことはあまり知らなかったが、自然豊かなとてもきれいな場所で気に入った。高校生といろいろな話ができて楽しかった」と笑顔を見せた。

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