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社福協が仲介し好評 田辺市で介護・育児用品再利用

田辺市社会福祉協議会が取り組む介護・育児用品のリサイクルで「譲りたい」に登録された育児用品の一部
田辺市社会福祉協議会が取り組む介護・育児用品のリサイクルで「譲りたい」に登録された育児用品の一部
 介護用品や育児用品をリサイクルする、和歌山県の田辺市社会福祉協議会の取り組みが好評だ。譲りたいと思っている人と譲ってほしい人とを仲介しており、毎月複数の利用がある。

 対象は田辺市民で、譲りたい物がある人、譲ってほしい人とも市社福協に登録する。登録期間は3カ月間で更新もできる。譲りたい人は原則として対象物品を自宅で保管する。できない場合は個別の事情を聴いた上で、社福協で預かることもある。

 特に使う期間が限られているチャイルドシートやベビーカーの希望が多い。出産予定の人から事前に準備しておきたいといった声や、子と孫が里帰りする期間だけ使いたいという祖父母からの問い合わせもあるという。介護用品では介護ベッドの希望が多い。

 10月は「譲ってほしい」の登録がベビーチェアやチャイルドシート、子どもの踏み台など5件、「譲りたい」の登録がチャイルドシートやベビーバス、ベビーベッドなど6件あった。

 市の広報誌と一緒に各戸に配布している市社福協の広報紙に、「譲りたい」「譲ってほしい」用品の情報を更新して掲載する月もある。問い合わせの電話も頻繁にあるという。

 問い合わせや登録は、市社福協地域福祉課(0739・24・8329)へ。

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