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乳がんの早期発見を 串本で「ピンクリボン運動」

チラシなどを配ったり、乳房模型の触診体験をしてもらったりする町保健センターの保健師ら(串本町串本で)
チラシなどを配ったり、乳房模型の触診体験をしてもらったりする町保健センターの保健師ら(串本町串本で)
 乳がん検診の受診や早期発見の大切さなどを呼びかける「ピンクリボン運動」で、串本町保健センターの職員が21日、町内2カ所の商業施設で啓発活動に取り組んだ。

 保健センターによると、ピンクリボン運動は女性の8人に1人が乳がんになるというアメリカで、乳がんによって命を落とす人をなくしたいと始まった取り組み。保健センターでは、アメリカで制定された「ナショナル・マンモグラフィーデー」(10月第3金曜)に合わせ、2018年から毎年、街頭啓発に取り組んでいるという。

 この日は、保健センターの保健師3人が午前中は同町串本のエバグリーン串本店、午後からは同町串本にあるAコープVASEO店で啓発。買い物客に乳がんのセルフチェックの方法を紹介する啓発チラシやポケットティッシュを配ったり、展示した啓発パネルを見てもらったりした他、しこりが再現された乳房模型を使った触診も体験してもらった。

 長尾理花保健師(34)は「串本町の乳がん検診の受診率は2020年度が県内最下位という結果になってしまい、もっともっと広く、町民の皆さんに検診の大切さを知っていただきたい。若いときからセルフチェックを月に1度することが大事。普段から自分の状態を確認することで異変にすぐ気付き、早期発見につながると思う」と話していた。

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