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和歌山FB、2位で今季終える 関西独立リーグ

今季のホーム最終戦を終え、あいさつする川原昭二監督(右端)=田辺スポーツパーク野球場で
今季のホーム最終戦を終え、あいさつする川原昭二監督(右端)=田辺スポーツパーク野球場で
 野球・さわかみ関西独立リーグは、4日に今季の全日程を終了した。和歌山ファイティングバーズ(FB)は21勝25敗2分けで、昨年に続いて4チーム中2位。優勝した堺シュライクス(堺市)とは16ゲーム差、3位の06ブルズ(大阪府東大阪市)とは2・5ゲーム差だった。

 FBは9月29日、田辺スポーツパーク野球場(和歌山県田辺市上の山1丁目)であったホーム最終戦のナイターで、06ブルズに2―0で勝った。投手6人の継投で無失点に抑えた。

 7回2死から登板したFBの山川直人投手(25)は、4月25日以来の出場となった。打者1人を打ち取り、この試合の勝利投手になった。難病の黄色靱帯(じんたい)骨化症を患い、手術を受けた影響で長期離脱。その間、裏方としてチームを支えた。

 山川投手は父親が田辺市出身で、チームでは数少ない地元に縁のある選手。病気の影響もあって今季限りで野球をやめる。「(最後の登板は)特に緊張もなく、声援の中で楽しく投げられた。皆さんのおかげ。悔いはない」と、すがすがしかった。

 試合後、FBの川原昭二監督や選手がグラウンドに並び、観客にあいさつ。川原監督は「関係者、ファンの皆さまからの温かい声援で力をもらい、選手たちも成長した。来年もFBをよろしくお願いします」と述べた。

 9月28日に田辺スポーツパーク野球場であったナイターの公式戦では、白浜町の「ホテルシーモア」が協力して抽選会などがあり、花火も打ち上がった。試合はFBが兵庫ブレイバーズ(兵庫県三田市)に12―1で快勝。今季のホーム試合で最多の382人が来場した。

 FBは8日、田辺市東陽の闘雞神社で、社殿修復奉祝祭に合わせたイベントを開く。「ENNICHI(縁日)」として、午後4時から境内と馬場に飲食物やグッズなどの露店が出る。

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