美大生がすさみの活性化策提案 「おもてなし精神が魅力」
武蔵野美術大学・大学院(東京都)の学生と院生13人が6~16日、和歌山県すさみ町に滞在し、町の活性化策を考えた。15日には岩田勉町長ら町関係者を前に、それぞれが考えた企画を発表。心が優しく、おもてなし精神が旺盛な住民が魅力の一つであることを強調し、来町者と住民をつなぐ組織の設立やものづくりイベントの開催などを提案した。
同大学、すさみ町と、大人の社会塾、熱中小学校を運営している一般社団法人「熱中学園」(東京都)による産官学連携事業。内閣府のデジタル田園都市国家構想推進交付金を活用している。
学生は町に滞在中、ボランティアとして清掃活動、熊野古道歩き、漁師体験などを通して住民と交流を深め、それぞれ地域活性化策をまとめた。
活性化策の発表会は、町内にある多世代交流施設「イコラ」であり、熱中学園の堀田一芙代表理事と武蔵野美大造形構想学部の山崎和彦教授がウェブ会議システム「Zoom(ズーム)」で参加した。
学生たちは、住民がデートをして「ドキドキ」した場所を地図に記した「すさみきゅんきゅんマップ」▽キャンドルを並べるなど海岸を非日常化して開く「すさみ海岸映画館」▽流木や廃材を使って椅子などを作るワークショップ▽ユニークな住民を紹介する地図▽使わなくなった着物でバッグなどを作るワークショップ―などを提案。それぞれが、今後も町づくりに協力していく意思を示した。
町外から訪れる人と住民をイベントなどを通してつなぐ団体「すさみの美術大学(すさび)」を開校するアイデアもあった。
これらの提案を受け、堀田代表理事は「デザインをやっている人たちなので非常に表現がうまいと思った。プログラムが実現することを期待している」と言い、岩田町長は「大変参考になった。すさみの自然に魅力があることは分かっていたが、おじいちゃん、おばあちゃんも魅力になっていることには驚いた。行政と力を合わせれば、どれも実現できるのではないかと思う」と話した。
山崎教授は「(学生たちは)すさみ町へまた来たいと思い、また来るためのプログラムを作った。今後も知恵を頂きたい」と協力を呼びかけた。
同大学、すさみ町と、大人の社会塾、熱中小学校を運営している一般社団法人「熱中学園」(東京都)による産官学連携事業。内閣府のデジタル田園都市国家構想推進交付金を活用している。
学生は町に滞在中、ボランティアとして清掃活動、熊野古道歩き、漁師体験などを通して住民と交流を深め、それぞれ地域活性化策をまとめた。
活性化策の発表会は、町内にある多世代交流施設「イコラ」であり、熱中学園の堀田一芙代表理事と武蔵野美大造形構想学部の山崎和彦教授がウェブ会議システム「Zoom(ズーム)」で参加した。
学生たちは、住民がデートをして「ドキドキ」した場所を地図に記した「すさみきゅんきゅんマップ」▽キャンドルを並べるなど海岸を非日常化して開く「すさみ海岸映画館」▽流木や廃材を使って椅子などを作るワークショップ▽ユニークな住民を紹介する地図▽使わなくなった着物でバッグなどを作るワークショップ―などを提案。それぞれが、今後も町づくりに協力していく意思を示した。
町外から訪れる人と住民をイベントなどを通してつなぐ団体「すさみの美術大学(すさび)」を開校するアイデアもあった。
これらの提案を受け、堀田代表理事は「デザインをやっている人たちなので非常に表現がうまいと思った。プログラムが実現することを期待している」と言い、岩田町長は「大変参考になった。すさみの自然に魅力があることは分かっていたが、おじいちゃん、おばあちゃんも魅力になっていることには驚いた。行政と力を合わせれば、どれも実現できるのではないかと思う」と話した。
山崎教授は「(学生たちは)すさみ町へまた来たいと思い、また来るためのプログラムを作った。今後も知恵を頂きたい」と協力を呼びかけた。