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海難救助で3人に感謝状 紀南地区海上安全対策協

木下吉雄会長(右)から感謝状を受け取る濵本浩二さん=田辺市文里2丁目で
木下吉雄会長(右)から感謝状を受け取る濵本浩二さん=田辺市文里2丁目で
 紀南地方の自治体や警察、漁協などでつくる紀南地区海上安全対策協議会(木下吉雄会長)はこのほど、昨年海難救助に貢献のあった3人に感謝状を贈った。

 感謝状を受け取ったのは、和歌山南漁協日置支所の小出衛さん(72)と長男の誠さん(48)=いずれも白浜町塩野、同漁協白浜支所の濵本浩二さん(50)=白浜町才野。贈呈式はガーデンホテルハナヨ(田辺市文里2丁目)であり、木下会長が感謝状を手渡した。

 小出さん親子は昨年4月30日、白浜町塩野の磯場から釣り人が海に転落したと連絡を受け、船で現場に向かい磯場から150メートル沖合で救助した。

 濵本さんは昨年11月2日、白浜町椿沖でクルーザーが運航不能になっていると田辺海上保安部から救助出動要請を受けて現場に向かい、近くの漁港までえい航した。

 この日は、協議会の総会があり、真砂充敏田辺市長や真部克彦田辺海上保安部長をはじめ、同協議会の会員や顧問計56団体、64人が参加。木下会長は「紀南地区は関西有数の観光資源を抱えた地域であり、県内外から多数のレジャー客が訪れている。不幸な海難事故が起きないよう、地域に根差した啓発を進めていきたい」とあいさつした。

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