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児童数が37年連続で最少 和歌山県内、昨年度より621人減

小中学校数と児童生徒数
小中学校数と児童生徒数
 2022年度(5月1日時点)の県内小学生は、昨年度より621人少ない4万3055人で、37年連続で過去最少を更新した。文部科学省の「学校基本調査」(速報)で分かった。中学生も昨年度より241人少ない2万3436人で過去最少となった。


 国が1948年度から継続して全国的な調査をしている。県内小学生の過去最多は58年度の13万9708人。82年度から41年連続で減少し、86年度からは過去最少を更新し続けている。市町村で最も多いのは和歌山市の1万7116人、次いで田辺市の3244人、岩出市の2922人など。

 中学生の過去最多は62年度の7万7233人。2010年度から20年度まで過去最少を更新。21年度は44人増えたが、22年度は再び過去最少となった。市町村別では和歌山市の9919人、田辺市の1912人、橋本市の1493人の順に多い。

 小学校数は246校、中学校数は127校。いずれも昨年度より1校少なく、過去最少となった。

 和歌山市にある小中一貫の義務教育学校(1校)の児童生徒は760人。

 高校生(全日制・定時制)は12年連続で減少し、昨年度より682人少ない2万2667人。学校数は47校(うち私立9校)で増減はない。

 一方、特別支援学校の児童生徒数は増加傾向にある。22年度は1616人で、ここ5年で132人増えた。小学校の特別支援学級のクラス数は5年で111学級増えて543学級、中学校は48学級増えて224学級となった。

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