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近畿の強豪下し優勝 中学硬式野球の南部シニア

優勝した南部リトルシニア
優勝した南部リトルシニア
 日本リトルシニア中学硬式野球協会関西連盟和歌山ブロック主催の第3回和歌山ブロック長杯硬式野球大会が20、21の両日、和歌山県みなべ町山内の千里ケ丘球場や和歌山市の紀三井寺球場などであり、みなべ町の中学生硬式野球チーム「南部リトルシニア」が優勝した。県内だけでなく、近畿の強豪チームが出場した大会での優勝であり、南部リトルシニアは「今のチームとしては集大成の大会で優勝を飾れてよかった」と喜んでいる。

 県内の6チームに加え、大阪府や奈良県、兵庫県、滋賀県の10チームの計16チームが出場。トーナメントで戦った。

 南部は1回戦で奈良中央を3―0、2回戦で宇陀を10―0(4回コールド)で破った。

 準決勝では、全国でも強豪チームとして知られる五條と対戦。1回に4番の田中悠心選手の三塁打などで2点先制し、2回にも1点追加した。投げては速球派エースの伊藤怜矢選手と下村弦生選手による継投で五條打線を1点に抑え、3―1で勝利をものにした。

 決勝は神戸中央と対戦したが、球数制限から伊藤選手が投げられず、投手は2年生主体で臨み、点の取り合いとなった。南部は1回表に2点の先制を許したものの、その裏に大量7点を奪って逆転。3回と6回に加点されたが、8―6で逃げ切った。

 中谷寛孝監督は「3年生にとって最後の大会。チームが一丸となり強豪チームを倒すことができた。9月から新チームになるが、今後も勝利に執着し全員野球で勝利を目指したい」と意欲をみせる。3年生の伊藤選手については「スピードボールが武器だが、長いイニングを投げられるよう変化球を織り交ぜ、強力打線を抑えることができた。特に五條には前の試合で負けていただけに、雪辱を果たせた。本人にとっても将来につながる大会だったのではないか」と語った。

 南部のメンバーは次の皆さん。

 伊藤怜矢、江川慶臣、下村弦生、田中悠心、廣畑斗環、池田一太、井上誠視、尾花健吾、草間弥力、楠本龍生、小谷侑裕、関悠希、林海翔、山本颯太郎、池田久隼、小畑祈、岡本蒼生、楠谷凌央、﨑山祐臣、島倉章輔、杉若寅示、砂野淳平、田中魁人、中山瑠唯、西鉄平、蛇原寛矢、松本悠斗、長井心海

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