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ドラゴンミュージアムが開館 龍神の交流拠点、作品180点も展示

オープンを祝ってテープカットをする関係者(和歌山県田辺市龍神村柳瀬で)
オープンを祝ってテープカットをする関係者(和歌山県田辺市龍神村柳瀬で)
館内で実施している、龍神村内のクリエイターによる作品の展示販売
館内で実施している、龍神村内のクリエイターによる作品の展示販売
 和歌山県田辺市龍神村の「株式会社龍神村」(伊藤研治代表取締役)が整備を進めてきた龍神村柳瀬の交流拠点「龍神村Dragon Museum(ドラゴンミュージアム)」が、7月30日に本格オープンした。記念式典で関係者がテープカットをして祝った。


 ドラゴンミュージアムは、「龍の造形大賞」で募集した造形作品など180点以上を展示している。同社の事務所と、地域の特産品や龍に関連するグッズが買えるショップを併設しており、8月には中山路郵便局もテナントとして入る予定となっている。

 同社は、地域の特性を生かした魅力的で活力ある「龍の里づくり」を具体的に推進するため、2019年に住民有志が出資して設立。国道425号沿いに建設したこの施設は、かつて店舗として使われていた建物をリフォームした鉄骨平屋で、延べ床面積は約420平方メートル。国と市の補助金を受けて整備し、7月16~18日にはプレオープンして地域住民らが施設を見学した。

 30日のオープニング式典には、真砂充敏市長のほか、県議や市議会議長、西牟婁振興局長らが来賓として出席。冒頭のあいさつで、伊藤代表取締役は関係者への感謝を述べた後、「本日から本格的な活動に入っていくが、とにかくまず多くの皆さんに、このドラゴンミュージアムに集まってもらえるよう努力していきたい」と語った。

 真砂市長は祝辞で「今日を一つのスタートとして、龍をテーマにしたこの建物をみんなで盛り上げていき、たくさんの方に訪れていただくことが、地域の元気に結び付いていくと思う。行政としても精いっぱい皆さんと連携しながら、龍神地域の活性化に向けてさらなる努力を重ねていきたい」と話した。

 伊藤代表取締役や来賓がテープカットをした後、出席者が施設の展示スペースやショップなどを見学した。

 伊藤代表取締役は取材に対し、「明るい暮らしなど龍神村の全てを次の世代につないでいけるよう、とにかく頑張りたい。今後、龍神村が熊野古道と高野山をつなぐ役割も担っていけたらと考えている。あらゆる人にドラゴンミュージアムを知ってもらい、気軽に立ち寄ってもらえるようにしたい」と話した。

 施設の開館時間は午前9時~午後4時。展示スペースの入館料は中学生以上500円、小学生250円(小学生未満は無料)。施設のオープンに合わせて8月15日まで、龍神村のクリエイターによる作品の展示販売や、日替わりのワークショップも実施している。

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