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22日公示へ現新5人準備進める 参院和歌山選挙区

 22日公示、7月10日投開票の参院選に向け、和歌山選挙区(改選数1)で立候補を予定している5陣営(現職1、新顔4)の動きが活発化している。


 自民現職で5選を目指す鶴保庸介氏(55)は、和歌山市で3日に総決起集会を開いた後、国政報告会に出席する形で県内各地を回っている。

 11日に田辺市新屋敷町の紀南文化会館であった報告会では、これまでの自身の経験に触れながら「地方に目が向けられる時代にしないといけない」「議員連盟で人口減少対策法案を作らないといけない」などと語った。

 事務所によると、5日に串本町や古座川町、10日には九度山町を回った。18日には、かつらぎ町で報告会を予定している。

 一方、野党も精力的に動いている。共産新顔の前久氏(66)は5月以降、県内をくまなく回り、約100カ所で街頭演説、約20カ所でミニ集会をし「平和と暮らしを守る」と訴えてきた。

 11、12日も和歌山市内で街頭演説や集会、白浜町で決起集会を開いた。19日には山下芳生参院議員と和歌山市内2カ所で街頭演説をする。

 前氏は3年前の前回選でも立候補を表明したが、共産党を含む県内野党が連合和歌山などの擁立候補に支援を一本化したため、辞退した経緯がある。「今回は共産党の考え方を知ってもらういい機会になる」と意気込む。

 NHK党の新顔、遠西愛美氏(37)は、選挙カーに乗って支持を訴えたり、ミニ集会や街頭演説をしたりはせず、SNS(交流サイト)で活動する方針。NHKを視聴したい人だけが受信料を払う仕組みづくりを訴える。昨年秋の衆院選では同党から和歌山2区に立候補し、2700票を獲得した。

 政治団体「新党くにもり」の新顔、谷口尚大氏(42)は、知名度や訴えを広げようと各地で街宣活動に力を入れている。12日は新宮市や那智勝浦町などで街頭演説をした。土地をはじめとした資源が外国資本に買い取られるなどいまの政治や将来への危機感を示し、次の世代のために活動が必要だと強調。協力、支援を訴えている。

 政治団体「参政党」の新顔、加藤充也氏(57)は駅の利用者が多い朝と夕方に和歌山市駅前に立ち、のぼりとたすきを使って党名の浸透に努めている。党によると研修講師の仕事で県外と行き来することが多く、本格的に県内で活動できるのは公示後となる見通し。「子どもの教育」など党の方針などについてはSNSを通じても発信している。

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