半世紀超の歴史に幕 串本町和深保育所で閉園式
和歌山県串本町は25日、同町和深にある「和深保育所」で閉園式を開いた。同保育所は来年度の園児数が1人となる見込みであることから「保育所としての運営は困難」として本年度末での閉園を決めた。参列した関係者約40人が別れを惜しみながら、保育所としては54年の歴史に幕を閉じた。
和深保育所は1968年に町立の前地保育園として開園し、84年に和深幼稚園(1958年発足)と統合して誕生。幼稚園も含めると1092人が巣立ったという。
この日は卒園式に続いて閉園式を開き、畑上美紀子所長が「和深保育所の幕を閉じるのは寂しいことだが、たくさんの思い出が詰まったこの保育所は、いつまでも卒園された皆さまの記憶に残ると信じている」と式辞。
来賓を代表し、町議会の鈴木幸夫議長は「大変残念だが、時代の変化を踏まえ、幼児教育・保育の一層の充実に向けて新たな段階に踏み出すための契機。子育て支援を当局ともども推進したい」とあいさつ。地元・前地区の猪村和己区長も「歴代の園長や所長、多くの職員の皆さん、活動を支えていただいた保護者、地域の皆さんなど、全ての関係者に心から感謝を申し上げます」と述べた。
続いて、この日に卒園した3人を含む計5人の園児が練習を重ねてきた歌「ありがとうの花」を披露。「和深保育所でのたくさんの思い出、いつまでも忘れません」と声をそろえた。田嶋勝正町長と町のマスコットキャラクター「まぐトル」が子どもたちに記念品をプレゼントした。
最後に田嶋町長が「この施設自体は閉園して役目を終えるが、皆さんの心にはずっと生き続ける。子育て支援に、町も今まで以上に力を入れていきたい。お集まりいただき、素晴らしい閉園式ができたことを感謝したい」と謝辞を述べた。
和深保育所は1968年に町立の前地保育園として開園し、84年に和深幼稚園(1958年発足)と統合して誕生。幼稚園も含めると1092人が巣立ったという。
この日は卒園式に続いて閉園式を開き、畑上美紀子所長が「和深保育所の幕を閉じるのは寂しいことだが、たくさんの思い出が詰まったこの保育所は、いつまでも卒園された皆さまの記憶に残ると信じている」と式辞。
来賓を代表し、町議会の鈴木幸夫議長は「大変残念だが、時代の変化を踏まえ、幼児教育・保育の一層の充実に向けて新たな段階に踏み出すための契機。子育て支援を当局ともども推進したい」とあいさつ。地元・前地区の猪村和己区長も「歴代の園長や所長、多くの職員の皆さん、活動を支えていただいた保護者、地域の皆さんなど、全ての関係者に心から感謝を申し上げます」と述べた。
続いて、この日に卒園した3人を含む計5人の園児が練習を重ねてきた歌「ありがとうの花」を披露。「和深保育所でのたくさんの思い出、いつまでも忘れません」と声をそろえた。田嶋勝正町長と町のマスコットキャラクター「まぐトル」が子どもたちに記念品をプレゼントした。
最後に田嶋町長が「この施設自体は閉園して役目を終えるが、皆さんの心にはずっと生き続ける。子育て支援に、町も今まで以上に力を入れていきたい。お集まりいただき、素晴らしい閉園式ができたことを感謝したい」と謝辞を述べた。