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里親になりませんか 紀南で街頭啓発

里親制度への理解を呼び掛ける里親支援センター「ほっと」の平野雅裕センター長(左)ら=和歌山県田辺市宝来町で
里親制度への理解を呼び掛ける里親支援センター「ほっと」の平野雅裕センター長(左)ら=和歌山県田辺市宝来町で
 さまざまな事情で実親と暮らせない子どもを養育する「里親」制度について理解を広めようと、里親支援センター「ほっと」(和歌山県上富田町岩田)と県里親会紀南支部はこのほど、田辺市内2カ所のスーパーマーケット前で啓発活動をした。

 実親と暮らせない子どもの多くは児童養護施設などで生活している。より家庭的な環境で過ごせるよう、国は里親への委託率を乳幼児で75%以上とすることを目標に掲げているが、現状は2割程度にとどまっている。

 啓発には、ほっとの平野雅裕センター長らが参加。買い物客にチラシやティッシュを手渡して、支援を呼び掛けた。23日にはみなべ町や上富田町で、9月も白浜町やすさみ町などで実施する予定。

 平野センター長は「できるだけ家庭的な環境で育てられることは子どもにとって望ましいが、紀南では里親に登録している家庭が少ない。週末だけ預かる制度もあるので、気軽に問い合わせしてほしい」と話している。
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