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車いすで着付け 田辺と和歌山で講座

福祉車いす着付け講座プロコースの様子。車いすに座ったまま着物を着せ、帯を結ぶことができる(和歌山市で)
福祉車いす着付け講座プロコースの様子。車いすに座ったまま着物を着せ、帯を結ぶことができる(和歌山市で)
 NPO日本理美容福祉協会(東京)の福祉車いす着付け講座がこのほど田辺市と和歌山市であり、35人が参加した。

 車いすに座ったままや寝たきりの人にも着付けできる「福祉車いす着付師」を育てようと、各地で開いている。田辺市では初級コースが、和歌山市では中・上級コースとプロコースの講座があった。

 このうちプロコースはビッグ愛であり、中・上級コースの受講を終えた15人が参加した。

 受講者は「体の負担が少ない着付け方が考えられていた」などとし参考になったという。障害児者施設に勤務する看護師も参加していた。

 同協会和歌山南紀センターの石川真樹代表(46)=串本町潮岬=は「車いすの利用者は着物を着られない、というのが当たり前のようになっていたが、そうではないことが広がれば、着る人がどんどん増えるのでは」と話す。

 福祉車いす着付け講座(有料)は9月30日(中・上級コース)と10月1日(プロコース)にも、和歌山市のビッグ愛である。問い合わせは石川さん(0735・67・7017)へ。

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