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目立つ「貯金派」 小学校低学年のお年玉事情

ゲームソフトの売り場で熱心に品定めする子どもら(4日、和歌山県田辺市新庄町で)
ゲームソフトの売り場で熱心に品定めする子どもら(4日、和歌山県田辺市新庄町で)
 お年玉をいくらもらったのか、何に使うのか。和歌山県田辺市内にある複数の学童保育所で4日、小学1~3年生37人に尋ねた。使い道は「貯金」が目立ったが、「ゲーム」や「文房具」を買いたいと目を輝かせる児童も多かった。


 もらった総額にはばらつきがあるが、「5千~1万円」が11人で最も多く、続いて「2万~3万円」が6人、「5千円未満」「1万~2万円」がいずれも4人で続いた。10万円以上も1人いた。すぐに母親に預けているなどの理由で「いくらもらっているか分からない」という児童が7人いた。

 使い道は14人が「貯金」と回答。目的はさまざまで「毎年貯金しているから、お金持ちになれるかな」(3年生女子)、「大好きなディズニーランドに行きたい」(2年生女子)、「大人になったら2階建てのグレーの家を買いたい」(2年生女子)と夢を膨らませていた。

 購入したいもので一番多かったのはゲーム。「冬休みは1日4時間ゲームする」(3年生男子)という子もいるなど、男女問わず人気だった。

 「かわいい文房具をそろえたい」(3年生女子)、「地球や人体の本を買いたい」(1年生男子)のほか、「おじいちゃんの誕生日に釣り道具と入浴剤をプレゼントしたい」(3年生女子)と自分のため以外に使いたいという声もあった。

 田辺市新庄町の家電量販店「ジョーシン田辺店」のおもちゃコーナー担当者によると、売れ筋は家庭用ゲーム機ニンテンドースイッチのソフトで「マリオシリーズ」や「あつまれ どうぶつの森」などが安定して人気がある。ゲーム以外ではポケモンカードも売れている。レゴや人生ゲームなど定番商品も堅調で「千円札数枚を手に家族で訪れる子どもが目立つ」という。

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