夜間の体制など説明 串本・新宮署統合で県警:紀伊民報AGARA|和歌山県のニュースサイト

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夜間の体制など説明 串本・新宮署統合で県警

串本署の統合後の体制について話し合われた「警察署再編後の串本町・古座川町における安全安心を考える会」(和歌山県串本町串本で)
串本署の統合後の体制について話し合われた「警察署再編後の串本町・古座川町における安全安心を考える会」(和歌山県串本町串本で)
 和歌山県警は24日、串本町串本の串本署で地元首長らが参加した「警察署再編後の串本町・古座川町における安全安心を考える会」を開いた。

 考える会は、来年4月から串本署の管轄である古座川町と串本町を新宮署、すさみ町を白浜署が担当し、串本署は「新宮署串本分庁舎(仮称)」として運用するなどとしている再編計画について、住民の不安や要望を聞きながら進めていきたいと今年9月に初会合を開き、今回で2回目。

 この日の会議には串本町の田嶋勝正町長や古座川町の西前啓市町長、東牟婁郡選出の佐藤武治県議、関係団体の役員らが出席した。

 串本署によると、統合後の夜間の体制について、宿直は地震・津波に備え、分庁舎ではなく、高台にある代替指揮所(串本町サンゴ台)に詰めることになるが、分庁舎は巡回するパトカーの待機場所として引き続き運用するなどと説明。ただ、分庁舎に人がいなくなる時間帯もあることから、出席者からは「常駐してくれた方が安心」「4月以降も情勢を見ながら意見を聞き、住民を安心させるような体制づくりをしてほしい」という意見があったという。

 また、統合後の防犯協議会の在り方について事務局で協議していることを説明したほか、出席者からは、串本町田原にできる小型ロケット発射場からの打ち上げの際の交通渋滞対策などに対して、引き続きしっかりとした連携を求める声もあった。「考える会」の会合は今回で最後という。

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