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子宮摘出手術に内視鏡ロボット導入 紀南病院

 紀南病院(和歌山県田辺市新庄町)は1日から、泌尿器科の前立腺がん手術で使用してきた内視鏡手術支援ロボット「ダビンチ」を、産婦人科の良性疾患の子宮摘出手術でも使用する。

 ダビンチはロボットアームを備えた本体、遠隔操作台とモニター装置で構成される機器。操作台に医師が座り立体画像を見ながら、アームを遠隔操作する。

 県内で3病院目として2017年末に導入。保険が適用される前立腺がん手術に使用してきた。2018年度から新たに保険適用となった12の手術のうち、施設基準を満たした子宮摘出手術での利用を決めた。

 同病院での子宮全摘手術(内視鏡)は年間50~60件。ダビンチを使用すれば医師にとって手ぶれの恐れがなくなる利点はあるが、患者にとっては費用負担が同じであるため、ダビンチを使用できる症例の場合、どちらの手術にするか患者が選べるという。

 県内でダビンチを導入しているは他に、県立医科大(和歌山市)と日赤和歌山医療センター(同)。

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