和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

「元気な超高齢者に乾杯!」

 三浦雄一郎氏は80歳で3度目のエベレスト登頂に成功した登山家。高齢者の憧れのような存在だが、87歳で硬膜下血腫を発症した▼要介護4というが、今冬にスキーを再開。90歳になる来年、欧州の最高峰・エルブルースに登頂、斜面をスキーで滑走するという。リハビリに努め「人生に遅過ぎることはない」と断言する▼父親の敬三氏もプロスキーヤー、101歳まで生きた。亡くなる寸前まで元気で、99歳でフランスのモンブランをスキーで滑走した。人生100年時代のトップを行くすごい親子だ▼三浦氏の「養生訓」は「大きな目標の前に小さな目標を立て、少しずつ進む」。示唆に富むその発言を最近の『婦人公論』ネット配信で読んだ▼ここで欧州で流行した「頑張る高齢者のジョーク」を紹介したい。医師が高齢者に言う。「60歳にしては元気だね」「誰が60歳って言いましたか。間もなく80歳ですぞ」「それは失礼。で、父上はいくつまで生きたの」「父が死んだと誰が言いましたか。今年104歳です」「それはうらやましい。で、おじいさんが亡くなった時はいくつ?」「祖父が死んだと誰が言いましたか。今年129歳で来週結婚式です」「なんとまあ、その歳で結婚を望むとは」「誰が望んだと言いましたか?」▼最後のオチで笑えれば、あなたのユーモア・センスは健全。心ならずも結婚に追い込まれたこの超絶の超高齢男性に乾杯!(倫)

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