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まちのパンと村のケーキ交換販売 遠距離逆手に2店が企画

地域、業種を超えてコラボする榎本大志さん(左)と浅賀由貴乃さん(中央)、鈴木格さん=和歌山県田辺市湊で
地域、業種を超えてコラボする榎本大志さん(左)と浅賀由貴乃さん(中央)、鈴木格さん=和歌山県田辺市湊で
 和歌山県の田辺駅前商店街のパン店「焼きたてぱんD’oh!(ドウ)」(田辺市湊)とケーキ店「菓子工房HOCCO(ホッコ)」(同市龍神村甲斐ノ川)が24日、それぞれ自慢の商品を交換で販売する。まちのパンを村で、村のスイーツをまちで。距離が離れた二つの店の連携が、新たな買い物支援の形として注目されそうだ。

 ドウではホッコのプリン40個やミニパフェ、ホッコではドウの総菜パンなど5~6種約30個を販売する。同じ日にホッコでは、鈴木ぶどう園(同市秋津川)がシャインマスカットを直売する。ドウではシャインマスカットを使ったフルーツサンドを販売する。

 ドウの浅賀由貴乃さんと、ホッコの榎本大志さん、鈴木ぶどう園の鈴木格さんはいずれも、田辺市の人材育成事業「たなべ未来創造塾」の塾生。塾生同士の会合で、「コラボ」の話が持ち上がった。8月に初めて企画したところ好評で、今回は第2弾となる。

 榎本さんは「龍神村から田辺市街までは1時間近くかかる。前回は田辺のパンが龍神村で買えたと好評だった。今回もお薦めのパンをそろえるので楽しみにしてほしい」、浅賀さんも「パンとスイーツは相性がいい。いろんな組み合わせを楽しんで」と呼び掛けている。

 営業時間はドウ(0739・81・2810)が午前8時半~午後5時半、ホッコ(0739・77・0006)が午前11時~午後6時(鈴木ぶどう園の販売は午後4時半まで)。

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