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秋祭り今年も縮小 みなべ町、新型コロナ感染防止で

馬が勇壮に駆け抜ける須賀神社秋祭りでの「競べ馬」(2019年10月)
馬が勇壮に駆け抜ける須賀神社秋祭りでの「競べ馬」(2019年10月)
 和歌山県みなべ町でも秋祭りのシーズンを迎えるが、今年も各神社とも、新型コロナウイルスの感染防止のため昨年に続き、規模を縮小して営む。

 須賀神社(西本庄)の秋祭りは、10月9日。県の無形民俗文化財に指定された祭りで、例年なら宵宮の8日に「競べ馬」、本宮の9日にはお渡りや「駆け馬」が繰り広げられるが、今年も昨年に続き、役員や総代、神社関係者が出席し神事のみ執り行う。女子中学生によるみこの舞は、2年ぶりに奉納する。

 前芝弘知宮司は「2年続けての縮小は本当に寂しい。今年は昨年よりできることはないかと考えたが、みこの舞だけにとどまった。来年は従来のような祭りができることに期待したい」と話す。

 鹿島神社(埴田)の例大祭は10月17日。昨年に続き渡御や獅子舞の奉納はせず、神前式のみ執り行う。高校生によるみこの舞は2年ぶりにする。昨年は各区長にも参加してもらったが、今年は総代だけにして、さらに人数を制限する。

 今月25日に総代会を開いて決めた。亀井隆行宮司は「昨年に続き神事のみとなり、誠に残念。新型コロナの一日も早い終息を祈念し、来年は盛大なお祭りができることを期待したい」と話している。

 西岩代八幡神社の秋祭りは10月10日。県無形民俗文化財に指定されている子踊りや獅子舞の奉納は昨年に続いてせず、浜から神社まで歩く渡御と神前式を営む。

 東岩代八幡神社の秋祭りも10月10日。県無形民俗文化財の子踊りや獅子舞の奉納はせず、神前式のみ営む。

 高城天宝神社の秋祭りは10月24日。氏子が御幣を持って歩くお渡りや獅子舞の奉納はなく、総代や区長らが出席しての神事のみ執り行う。

 清川天宝神社の秋祭りは10月31日。県無形民俗文化財に指定されている名之内の獅子舞などの獅子舞や御渡りは昨年に続き取りやめ、総代や区長らが出席し神事だけする。

 日吉神社(堺)の秋祭りは、例年なら11月の第1日曜に御渡りや獅子舞の奉納などをするが、昨年は神事だけだった。今年は現時点では、どうするかは決まっていない。

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