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溺れた女児を救助 白良浜でライフセーバー富岡さん

ライフセーバーの富岡正登さん(和歌山県白浜町の白良浜で)
ライフセーバーの富岡正登さん(和歌山県白浜町の白良浜で)
 和歌山県白浜町の白良浜海水浴場で今夏、溺れて意識のない状態に陥った女子小学生(8)にライフセーバーが救命措置を実施し、一命を取り留めた事案があった。女の子は1日入院しただけで済んだという。感謝の手紙を受け取ったライフセーバーは「元気になってよかった」と話している。

 事故は7月30日午後0時40分ごろに発生。ライフセーバーの富岡正登さん(47)が駆け付けて数分間、胸骨圧迫を続けると、女児は意識を取り戻した。

 現場では、警備会社の社員が駆け付けた救急隊を誘導し、南紀白浜観光協会のスタッフは周囲から見られないようにシートで目隠しをした。

 女児の母親からは8月、感謝の気持ちを記したライフセーバー宛ての手紙が町役場に届いたという。

 富岡さんは取材に「事故は怖いが、実際に起きても動揺せずに対応するという覚悟を持っている。今回は、それぞれができることを協力できた」と当時を振り返った。

 奈良県出身で宮崎市在住の富岡さんは大阪ライフセービングクラブ(大阪市)の所属。今夏は7月17日から白良浜で活動した。ライフセーバー歴は23年になるという。

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