食や景観、沿線でおもてなし 観光列車「銀河」の運行計画発表
JR西日本和歌山支社は13日、和歌山県紀南地方での運行が計画されている観光特急列車「WEST EXPRESS(ウエスト エクスプレス)銀河」について、具体的な運行計画や「おもてなし」の内容を発表した。7月16日~12月22日に京都―新宮を週2往復し、紀南の停車駅で、橋杭岩などの景勝地を見たり、カツオの刺し身など地元特産品を味わったりしてもらうという。
「銀河」は昨年9月にデビュー。すでに山陰方面や山陽方面を運行しており、定員を大幅に上回る申し込みがあるなど、人気が高い観光列車。
県と紀南7市町村(すさみ町―北山村)からの要望を受けたJR西日本は昨年12月、紀南への運行の決定を発表。その後、県と7市町村が「受入協議会」を設置し、乗客の「おもてなし」について検討してきた。
京都から新宮の列車は夜行で、新宮から京都の列車は昼行。いずれも片道10時間以上かけて運行し、途中駅で「おもてなし」をする。新宮行き、京都行きでプランは異なるが、串本駅で早朝の橋杭岩、周参見駅では近くの津波避難タワーから海岸の景色を楽しむ。飲食店で地元食材を使用した食事を取るなどする。地元飲食店や宿泊施設による特製弁当も配られる。カツオの刺し身やクジラの竜田揚げ、地酒などの提供や、地元物産の販売もある。また、新宮駅付近では、線路と並行する王子ケ浜を眺望できるよう徐行運転する。
6両編成で全席指定。新型コロナウイルス対策として定員を通常85人のところ、4割減の54人とするとともに、車内に空気清浄機や消毒液を設置、抗ウイルス・抗菌加工を施すなどする。
料金は宿泊施設の利用とセットで、施設や座席の種類、乗車区間などによって異なる。日本旅行が14日午後4時からインターネットの専用サイトで販売するが、申し込みが定員を上回った場合は抽選する。
記者会見で冨本直樹支社長は「深い歴史と文化、豊富な観光資源に恵まれた紀南エリアを銀河で旅行いただき、これを契機にリピーターになっていただけるよう、運行開始に向け、県と関係7市町村としっかりと準備をしていきたい」と話した。
受入協議会会長の田岡実千年新宮市長は「コロナ禍で大きく落ち込む宿泊・飲食・お土産などの地元観光関連事業者をはじめ、地域全体に良い影響を与えるものと大いに期待している」とコメントした。
「銀河」は昨年9月にデビュー。すでに山陰方面や山陽方面を運行しており、定員を大幅に上回る申し込みがあるなど、人気が高い観光列車。
県と紀南7市町村(すさみ町―北山村)からの要望を受けたJR西日本は昨年12月、紀南への運行の決定を発表。その後、県と7市町村が「受入協議会」を設置し、乗客の「おもてなし」について検討してきた。
京都から新宮の列車は夜行で、新宮から京都の列車は昼行。いずれも片道10時間以上かけて運行し、途中駅で「おもてなし」をする。新宮行き、京都行きでプランは異なるが、串本駅で早朝の橋杭岩、周参見駅では近くの津波避難タワーから海岸の景色を楽しむ。飲食店で地元食材を使用した食事を取るなどする。地元飲食店や宿泊施設による特製弁当も配られる。カツオの刺し身やクジラの竜田揚げ、地酒などの提供や、地元物産の販売もある。また、新宮駅付近では、線路と並行する王子ケ浜を眺望できるよう徐行運転する。
6両編成で全席指定。新型コロナウイルス対策として定員を通常85人のところ、4割減の54人とするとともに、車内に空気清浄機や消毒液を設置、抗ウイルス・抗菌加工を施すなどする。
料金は宿泊施設の利用とセットで、施設や座席の種類、乗車区間などによって異なる。日本旅行が14日午後4時からインターネットの専用サイトで販売するが、申し込みが定員を上回った場合は抽選する。
記者会見で冨本直樹支社長は「深い歴史と文化、豊富な観光資源に恵まれた紀南エリアを銀河で旅行いただき、これを契機にリピーターになっていただけるよう、運行開始に向け、県と関係7市町村としっかりと準備をしていきたい」と話した。
受入協議会会長の田岡実千年新宮市長は「コロナ禍で大きく落ち込む宿泊・飲食・お土産などの地元観光関連事業者をはじめ、地域全体に良い影響を与えるものと大いに期待している」とコメントした。