ウェブで市場と情報交換 JA和歌山県農が青梅販売協議会開く
梅の収穫、出荷シーズンが始まるのを前に、和歌山県農業協同組合連合会(JA和歌山県農)は7日、和歌山市のJAビルで、全国の市場関係者とウェブによる本年産の青梅販売協議会を開いた。コロナ禍での販売となるが、産地と市場が情報交換を密にし、家庭での梅の加工の楽しみをPRするなど協力して販売促進に努めることを確認した。
昨年は中止したが、今年は、JAビルに県農や県内七つのJAの関係者約30人が集まり、ウェブで全国12市場と結び、会議を開いた。開会のあいさつで、JA和歌山県農の楠本健次理事長は「安心して販売していただけるよう、定期的な情報発信と産地間リレーによる安定供給を強化していく。家庭消費を喚起するため、ウェブでの講習会や、SNS(会員制交流サイト)による加工方法の発信など多彩な企画を計画している。市場の皆さんには青梅の継続的な売り場の確保、価格の安定化に万全を期していただくようお願いします」と話した。
昨年は不作だったが、今年は今のところ着果は良好だという。JA側が4月20日時点の生育概況(田辺市、南高梅)について、果実肥大が前年に比べて4日、平年に比べ1週間程度進んでいること、南高梅の着果数は、日高地区(19、20日調査)で平年比143%、紀南地区(15日調査)で同142%と良好で、5月に入って一部地域で、ひょう被害があったが、今のところ、市場出荷への影響は少ないと説明した。
市場への販売計画数量は南高は5400トン(直近5カ年比110%)。そのうち、JA紀州は2300トン、JA紀南は2600トンを見込んでいる。南高の市場販売開始は、両JAとも5月下旬を予定しているという。輸出は香港、マレーシア、シンガポールに計25トン(前年比170%)を計画した。
市場へも、販売に生かしてもらうため、産地から生育状況の動画配信などSNSを使って工夫しながら情報を伝えていくとし、市場関係者に積極的な販売や売り場の活性化を求めた。
市場からは「これまで店に行って買うことが多かったが、いろいろな販売チャンネルが増えてきた。スーパーでもネット販売、宅配が増えてきており、予約販売やネット販売を十分活用していきたい」「市場要望に応える形で供給をお願いしたい」「お客さんに自宅で梅を漬けることをいろいろと提案していきたい」といった声が出た。
昨年は中止したが、今年は、JAビルに県農や県内七つのJAの関係者約30人が集まり、ウェブで全国12市場と結び、会議を開いた。開会のあいさつで、JA和歌山県農の楠本健次理事長は「安心して販売していただけるよう、定期的な情報発信と産地間リレーによる安定供給を強化していく。家庭消費を喚起するため、ウェブでの講習会や、SNS(会員制交流サイト)による加工方法の発信など多彩な企画を計画している。市場の皆さんには青梅の継続的な売り場の確保、価格の安定化に万全を期していただくようお願いします」と話した。
昨年は不作だったが、今年は今のところ着果は良好だという。JA側が4月20日時点の生育概況(田辺市、南高梅)について、果実肥大が前年に比べて4日、平年に比べ1週間程度進んでいること、南高梅の着果数は、日高地区(19、20日調査)で平年比143%、紀南地区(15日調査)で同142%と良好で、5月に入って一部地域で、ひょう被害があったが、今のところ、市場出荷への影響は少ないと説明した。
市場への販売計画数量は南高は5400トン(直近5カ年比110%)。そのうち、JA紀州は2300トン、JA紀南は2600トンを見込んでいる。南高の市場販売開始は、両JAとも5月下旬を予定しているという。輸出は香港、マレーシア、シンガポールに計25トン(前年比170%)を計画した。
市場へも、販売に生かしてもらうため、産地から生育状況の動画配信などSNSを使って工夫しながら情報を伝えていくとし、市場関係者に積極的な販売や売り場の活性化を求めた。
市場からは「これまで店に行って買うことが多かったが、いろいろな販売チャンネルが増えてきた。スーパーでもネット販売、宅配が増えてきており、予約販売やネット販売を十分活用していきたい」「市場要望に応える形で供給をお願いしたい」「お客さんに自宅で梅を漬けることをいろいろと提案していきたい」といった声が出た。