高齢者へのワクチン接種始まる 串本町
新型コロナウイルスの感染が再び拡大する中、和歌山県串本町は24日、高齢者を対象としたワクチンの集団接種を同町サンゴ台にあるくしもと町立病院で始めた。この日は申込者のうち、特に年齢が高い464人が接種した。
町によると、町内に暮らす65歳以上の高齢者7383人のうち、73%に当たる5422人から接種の申し込みがあった。
ワクチンは1人2回の接種が必要。町への供給第1弾として15日、バイアルという容器195本(5回接種で975回分)が入った1箱が届いており、申し込みがあった高齢者のうち、感染した場合のリスクが特に高いとされる、より高齢のお年寄り483人(88~102歳)を予定とする最初のワクチン接種を計画した。
この日は午前9時の開始前から続々と申し込みをした人たちが訪れた。田嶋勝正町長も会場で出迎え「今日から、いよいよ接種をスタートさせていただく。明日には東京、大阪、京都、兵庫で緊急事態宣言が発令され、感染される人がだんだん増えてきているのが現状。皆さん方には2回目を21日後に接種していただくが、今まで以上にマスクの着用や手指消毒など対策を徹底していただけたら」などと呼び掛けた。
最初にワクチン接種を受けた串本町和深の田野岡まりさん(90)は「痛くもなかった」と話し、付き添っていた家族(68)も「副反応はちょっと心配だが、高齢なので感染してしまったら大変。受けることができてよかった」と話していた。
この日はキャンセルしたり、発熱があったりした19人が接種を受けなかった。接種した人は、5月15日に2回目の接種を受ける。使わなかったワクチンは後日利用する。
今後は26日の週に第2弾として1箱(バイアル195本)の供給がある見通しで、5月6日から18日にかけて再び高齢者の集団接種を実施するという。
町福祉課の中田匠課長は「集団接種のシミュレーションで出た課題をクリアできるよう万全の体制を取り、何とかトラブルなく初日を終えることができた。ワクチンの供給次第だが、すべての高齢者の接種を終えるのは7月いっぱいかかるのではないか」と話していた。
町によると、町内に暮らす65歳以上の高齢者7383人のうち、73%に当たる5422人から接種の申し込みがあった。
ワクチンは1人2回の接種が必要。町への供給第1弾として15日、バイアルという容器195本(5回接種で975回分)が入った1箱が届いており、申し込みがあった高齢者のうち、感染した場合のリスクが特に高いとされる、より高齢のお年寄り483人(88~102歳)を予定とする最初のワクチン接種を計画した。
この日は午前9時の開始前から続々と申し込みをした人たちが訪れた。田嶋勝正町長も会場で出迎え「今日から、いよいよ接種をスタートさせていただく。明日には東京、大阪、京都、兵庫で緊急事態宣言が発令され、感染される人がだんだん増えてきているのが現状。皆さん方には2回目を21日後に接種していただくが、今まで以上にマスクの着用や手指消毒など対策を徹底していただけたら」などと呼び掛けた。
最初にワクチン接種を受けた串本町和深の田野岡まりさん(90)は「痛くもなかった」と話し、付き添っていた家族(68)も「副反応はちょっと心配だが、高齢なので感染してしまったら大変。受けることができてよかった」と話していた。
この日はキャンセルしたり、発熱があったりした19人が接種を受けなかった。接種した人は、5月15日に2回目の接種を受ける。使わなかったワクチンは後日利用する。
今後は26日の週に第2弾として1箱(バイアル195本)の供給がある見通しで、5月6日から18日にかけて再び高齢者の集団接種を実施するという。
町福祉課の中田匠課長は「集団接種のシミュレーションで出た課題をクリアできるよう万全の体制を取り、何とかトラブルなく初日を終えることができた。ワクチンの供給次第だが、すべての高齢者の接種を終えるのは7月いっぱいかかるのではないか」と話していた。