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旧古座高校の百年の歴史展示 串本古座高に資料室

「百年の青春 はまゆう館」と名付けられた旧古座高校資料室(21日、和歌山県串本町串本で)
「百年の青春 はまゆう館」と名付けられた旧古座高校資料室(21日、和歌山県串本町串本で)
 和歌山県串本町串本の串本古座高校は、旧古座高校に縁のある品々千点以上を集めた資料室を特別教室棟2階に設けた。辻強志教頭は「今後の新型コロナの状況にもよるが、3月中旬には一般に公開したい」と話している。

 串本町中湊にあった旧古座高校は、1918年の古座実業高校から始まり、古座商業高校、古座高等女学校、古座高校、串本古座高校古座校舎と続き、2018年度末で100年余の歴史に幕を閉じた。卒業生の数は1万5380人。

 「百年の青春 はまゆう館」と名付けられた資料室に展示されているのは、古座校舎に保存されていた2011年の文化祭で展示された校舎の模型、新聞記事のスクラップ、育友会報、バレーボールや軟式野球などの大会で獲得したトロフィーや盾、卒業アルバムから抜粋した写真など。資料は同窓会有志の協力の下、2年かけて整理した。

 館内では、当時の教室と校長室を再現しているほか、創立以来の歴史を振り返るDVDを上映している。

 同館は21日、同窓会や報道関係者限定で公開された。多くの卒業生が訪れ、思い出話に花を咲かせた。

 来場していた町内で暮らす20代の卒業生男性は「教室にあった机を見て、さまざまな日常の思い出がよみがえった」と話した。 

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