大事な松林守ろう 白浜町中で区民が苗木植樹
和歌山県白浜町中の区民約60人が7日、地元の松林でクロマツの苗木約500本を植えた。毎年100本以上が枯れているという松林を維持するための活動で、区民らは「松林は地区の宝。守りたい」と今年も植栽に精を出した。
浜に沿って延長約1・2キロ、広さ約9ヘクタールの松林が続いている。津波や高潮から人家や田畑を守る潮害防備保安林、生活環境保全やレクリエーションの場となる保健保安林に指定されており、県の「緑の募金事業」の交付金を受け地元が管理している。
松は昭和初期に植えられ、1万本近くあるが、松くい虫の被害などの影響を受けており、地元の団体が苗木の植栽を続けていた。2014年度から区が管理するようになり、18年度に5年ぶりに植栽を再開した。その年は役員だけで200本だったが、19年度は区民も参加し約400本を植栽。本年度は500本に増やした。
区民らは、シャベルで穴を掘り、高さ約30センチの苗木を植えていった。草刈りの際に間違って刈ってしまわないようにと目印にピンク色のテープを付けた竹も立てた。作業は3時間ほどで終えた。
植えた苗木は松くい虫の被害を受けにくいクロマツ。10年ほど前に植えた苗木は現在では高さ7~10メートルまで成長している。中区の金地孝雄区長は「消毒も続けているが、枯れは止まらない。なんとか大事な松林を守りたい。今、植栽を続けている松くい虫に強いクロマツに期待したい」と話している。
浜に沿って延長約1・2キロ、広さ約9ヘクタールの松林が続いている。津波や高潮から人家や田畑を守る潮害防備保安林、生活環境保全やレクリエーションの場となる保健保安林に指定されており、県の「緑の募金事業」の交付金を受け地元が管理している。
松は昭和初期に植えられ、1万本近くあるが、松くい虫の被害などの影響を受けており、地元の団体が苗木の植栽を続けていた。2014年度から区が管理するようになり、18年度に5年ぶりに植栽を再開した。その年は役員だけで200本だったが、19年度は区民も参加し約400本を植栽。本年度は500本に増やした。
区民らは、シャベルで穴を掘り、高さ約30センチの苗木を植えていった。草刈りの際に間違って刈ってしまわないようにと目印にピンク色のテープを付けた竹も立てた。作業は3時間ほどで終えた。
植えた苗木は松くい虫の被害を受けにくいクロマツ。10年ほど前に植えた苗木は現在では高さ7~10メートルまで成長している。中区の金地孝雄区長は「消毒も続けているが、枯れは止まらない。なんとか大事な松林を守りたい。今、植栽を続けている松くい虫に強いクロマツに期待したい」と話している。