和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

5日連続で2桁の感染確認 和歌山県15人

 和歌山県は9日、田辺保健所管内や新宮保健所管内を含む15人が県内で新たに新型コロナウイルスに感染したことが分かったと発表した。5日連続の2桁。入院者は過去最多を更新し122人となった。

 和歌山市在住は10人、橋本保健所管内在住は2人で、田辺、新宮、海南の各保健所管内在住が各1人。年代別では20代が最多の6人。

 田辺保健所管内在住で感染が分かったのは60代自営業女性。大阪府の別居家族が年末年始に女性宅を訪れていた。別居家族は症状があり、大阪府に帰宅後、陽性が判明した。

 新宮保健所管内の60代会社員男性は年末年始に岡山県に帰省。帰宅後に同保健所管内の現場で勤務していた。現場の関係者約60人を検査する。

 橋本保健所管内の20代男子大学生2人は、すでに感染が確認されている20代男性と3人で、大阪府の居酒屋で食事した。学生の1人は発症後も県外の大学に通学したり、友人と飲み会をしたりしたという。

 県福祉保健部の野尻孝子技監は「症状がある人はとにかく、行動を慎んでいただきたい。成人式の参加や友人らと飲食をしないようお願いしたい」と話した。
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