和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2022年05月19日(木)

見るだけで寿命が延びそう 不老不死のクラゲが日本画に

久保田信所長(左)にベニクラゲの絵を贈った井上真理子さん=和歌山県白浜町で
久保田信所長(左)にベニクラゲの絵を贈った井上真理子さん=和歌山県白浜町で
 和歌山県白浜町の「ベニクラゲ再生生物学体験研究所」に、ベニクラゲを描いた日本画「生命の記憶」(縦約2メートル、幅約1・4メートル)が寄贈された。久保田信所長(66)は「宇宙や深海を思わせる素晴らしい絵。見るだけで寿命が延びそう」と来場を呼び掛けている。

 この絵を描いたのは京都市立芸術大学日本画専攻を今春卒業して制作活動を続ける大阪府茨木市の井上真理子さん(22)。井上さんは、小さい頃から水族館をよく訪れ、そこで出合ったクラゲに魅了された。「きれいな透明感を再現したい」と中学生のころからクラゲを題材に絵を描き続けている。

 今年3月から絵の制作にかかって5月19日に完成した。岩絵の具を膠(にかわ)と混ぜて使っている。「ベニクラゲの繊細な触手にこだわった。雪のようにぽんぽんと浮かぶ本体の背景に、グラデーションのように見えるように描いた」と話す。