市場「産地に寄り添う」ひょう害深刻、JAわかやま紀州本部が青梅会議
JAわかやま紀州地域本部は25日、和歌山県田辺市文里2丁目のガーデンホテルハナヨで、全国の市場関係者を招いて本年産青梅の販売会議を開いた。JAはひょうによる被害が昨年よりも大きく、2年続けて非常に厳しい状況だと説明。主力の南高について、紀州地域(旧JA紀州管内)での市場販売計画の目標を、凶作だった前年比125%の1200トンと示した。市場からは、傷果の商談を強化し、産地に寄り添った販売をしていくとの声が上がった。
JAは生育状況について、例年より遅く、落果のピークは早い所で6月19日ごろと予想し、青梅のピークはそれより10日ほど前になるとみていると報告した。着果数は平年の7割弱で凶作だった前年よりは多いが、ひょう害が全地域に及んでいること、昨年よりも傷が大きく被害が深刻であることを説明。今年も「秀品」「優品」の下に「良品」の等級をつくって集荷する予定だと述べた。
市場関係者からは、バイヤーや小売店の担当者らに対して産地の現状の説明に力を入れ、販売につなげていくなどの説明があった。
「市場としては売っていきたいという気持ちでいっぱい。手間がかかるのは十分承知しているが、将来の青梅の売り場を確保していくためにも、しっかり選果し、1ケースでも多く出してほしい」「厳しい状況下だが、産地の思いをくみ取りながら、産地と市場が一丸となって販売していきたい」などの声が上がった。
会議にはJAの役員や営農販売担当者、みなべいなみ梅部会の役員、北海道から福岡県まで全国19市場の関係者ら約50人が出席した。
JAは生育状況について、例年より遅く、落果のピークは早い所で6月19日ごろと予想し、青梅のピークはそれより10日ほど前になるとみていると報告した。着果数は平年の7割弱で凶作だった前年よりは多いが、ひょう害が全地域に及んでいること、昨年よりも傷が大きく被害が深刻であることを説明。今年も「秀品」「優品」の下に「良品」の等級をつくって集荷する予定だと述べた。
市場関係者からは、バイヤーや小売店の担当者らに対して産地の現状の説明に力を入れ、販売につなげていくなどの説明があった。
「市場としては売っていきたいという気持ちでいっぱい。手間がかかるのは十分承知しているが、将来の青梅の売り場を確保していくためにも、しっかり選果し、1ケースでも多く出してほしい」「厳しい状況下だが、産地の思いをくみ取りながら、産地と市場が一丸となって販売していきたい」などの声が上がった。
会議にはJAの役員や営農販売担当者、みなべいなみ梅部会の役員、北海道から福岡県まで全国19市場の関係者ら約50人が出席した。