「新庄郷土史」を発刊 まちの変遷紹介、和歌山県田辺市
和歌山県田辺市新庄町の新庄愛郷会(廣畑順一代表理事)は、「紀州田辺 新庄郷土史」を発刊した。塩田から製材、福祉・医療のまちへと移り変わる姿、度重なる津波の被害や戦災に耐えてきた人々の歴史を紹介している。B5判、327ページ。千冊を製作、1冊2千円で販売する。
新庄町の前身である新庄村は1889(明治22)年に誕生。1954(昭和29)年に田辺市に編入され新庄町となったが、村史は作られなかった。このため、郷土誌の発刊は地域住民の悲願であり、愛郷会の目標の一つでもあった。
作製委員会は2021年1月、愛郷会の役員や評議委員が主になって発足。郷土史家や自然科学など各方面の専門家が原稿を執筆。地域住民の協力を得ながら、木材史などに詳しい浅里耕一郎さん(79)=田辺市上万呂=が中心になってまとめた。
内容は自然、地名、歴史、産業、災害、民俗、教育、宗教、風土と大きく九つに分かれ、それぞれを詳しく説明している。終戦の1945(昭和20)年から現在までの年表も掲載している。
廣畑代表理事(68)は「専門的なことも多いが、写真を多用して、できる限り分かりやすく紹介している。若い人にも読んでもらいたい」と呼びかけている。
◇
新庄郷土史は、新庄愛郷会(郵便番号646―0011 田辺市新庄町2022の3)とあおい書店(田辺市湊)で購入できる。郵送の場合は愛郷会宛てに現金書留で送料を含めた2430円を送金する。ホームページからも申し込める。
新庄町の前身である新庄村は1889(明治22)年に誕生。1954(昭和29)年に田辺市に編入され新庄町となったが、村史は作られなかった。このため、郷土誌の発刊は地域住民の悲願であり、愛郷会の目標の一つでもあった。
作製委員会は2021年1月、愛郷会の役員や評議委員が主になって発足。郷土史家や自然科学など各方面の専門家が原稿を執筆。地域住民の協力を得ながら、木材史などに詳しい浅里耕一郎さん(79)=田辺市上万呂=が中心になってまとめた。
内容は自然、地名、歴史、産業、災害、民俗、教育、宗教、風土と大きく九つに分かれ、それぞれを詳しく説明している。終戦の1945(昭和20)年から現在までの年表も掲載している。
廣畑代表理事(68)は「専門的なことも多いが、写真を多用して、できる限り分かりやすく紹介している。若い人にも読んでもらいたい」と呼びかけている。
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新庄郷土史は、新庄愛郷会(郵便番号646―0011 田辺市新庄町2022の3)とあおい書店(田辺市湊)で購入できる。郵送の場合は愛郷会宛てに現金書留で送料を含めた2430円を送金する。ホームページからも申し込める。