和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2025年03月18日(火)

上富田で子ども自転車教室

ゲームを交えて自転車の乗り方を学ぶ子どもたち(和歌山県上富田町朝来で)
ゲームを交えて自転車の乗り方を学ぶ子どもたち(和歌山県上富田町朝来で)
 「楽しく学べる自転車教室」が8日、和歌山県上富田町の朝来小学校運動場であった。3~11歳の子ども24人が参加し、ゲームを交えて自転車に乗る楽しさを知ったり、事故に遭わないための知識と技術を学んだりした。


 自転車の魅力を広く知ってもらおうと上富田サイクルステーション・クミッチ(上富田町朝来)と紀南の市町などでつくる紀南エリアサイクルツーリズム協議会が主催。県の「わがまち元気プロジェクト事業支援補助金」を活用した。運営は合同会社MYAO(和歌山市)とサカイサイクル(大阪市)が担当した。

 教室は、自転車に乗れる子どもと乗れない子どもに分けてあった。時折雪の降る寒さの中ではあったが、子どもたちは元気に自転車を楽しんでいた。

 自転車に乗れない子どものクラスでは、自転車幼児教育の先進国デンマークのサイクリスト連盟が開発したペダルのない「キックバイク」を使用。「デンマーク式じてんしゃゲーム」を交え、自転車に乗るための知識や技術を身に付けた。

 自転車に乗れる子どものクラスは、それぞれ自分の自転車で参加し、危険を回避する方法などを学んだ。

 自転車に乗る練習中という水口蒼友ちゃん(3)=くまのの森こども園=は「(自転車で)走れて楽しかった」と喜んでいた。

 クミッチの瀬戸陽子代表は「自転車の躍動感や体を動かす爽快感を知ってもらうとともに、ルールを守って乗ることを学んでほしいと思い開催した。今後もこの教室を継続していきたい」と話した。