和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2025年02月15日(土)

行け!ドローン 中学生がプログラミングし、操作、和歌山県白浜

プログラミングされ、フラフープの中を通過するドローン(和歌山県白浜町で)
プログラミングされ、フラフープの中を通過するドローン(和歌山県白浜町で)
 中高生がプログラミングによるドローン操作の正確性を競う第2回ドローンプログラミングチャレンジ全国大会in白浜(実行委員会主催)が1、2の両日、和歌山県白浜町であった。県内外の8校から27人が参加し、フラフープの中を通過させるなどの課題(ミッション)に挑戦。開智高校(和歌山市)が連覇した。

 プログラミングによってドローンをコース通りに飛行させたり、画像認識させたりといった課題に挑戦することで、生徒たちの技術力や創造力を育み、科学や工学、宇宙への興味・関心を高めるのが目的。昨年度から開いている。

 大会は共催したクオリティソフト(白浜町中)であり、開会式では大会会長を務める同社の浦聖治代表取締役CEOが生徒たちに「日本はソフトウエア技術者が不足している。この大会は非常に重要で、プログラムをどんどん作れる人が出てきて育つことが必要。将来、素晴らしい技術者になってください」と呼びかけた。

 会場には四つのゾーンが設けられ、それぞれ「設置されたフラフープを通過」「オブジェクトを色認識し右折・左折を判断」といったミッションを設定。

 生徒たちはパソコンを使ってドローンの飛行経路などをあらかじめプログラミングした上で、手のひらサイズのトイドローンを実際に飛ばしてミッション達成に挑んだ。

 大会の入賞は、準優勝が開智中学校(和歌山市)、3位は高津高校(大阪市)、4位は桐蔭中学校(和歌山市)と串本古座高校(串本町)だった。