「つるの儀」役者決める 水門祭の「おみくじ祭」、和歌山県串本大島
和歌山県串本町大島で8日に営まれる水門(みなと)神社の例祭「水門祭」(県無形民俗文化財)を前に1日、社務所で「おみくじ祭」があった。関係者約40人が参列し、水門祭「つるの儀」に出る役者を決めた。
つるの儀は、2隻の船が大島港から対岸の串本漁港までの往復約3キロで速さを競う「櫂伝馬競漕(かいてんまきょうそう)」の後に営まれる。華やかな衣装を着て化粧をした役者の行列が社務所から出発し、大島港に設置された「つる」と呼ばれる舞台を3周する。祭りの見どころの一つとなっている。
おみくじ祭では、2升ますに入った洗米の上に並んだ役者候補の名前を書いた紙に、猪野久次神主(75)が麻の筆を押し当てた。筆先にくっついた紙を大島区を代表して尾崎太さん(68)が扇子で受け取り、各役者の名前が発表された。
その後、大島区の寺町忠区長(72)ら参列者が順番に神前に玉串をささげ、お神酒と米を口にした。
これまで水門祭は4地区の当番制で営んでいたが、地域住民の減少や高齢化で、今年から区全体で取り組むことになった。
寺町区長は「若い役員たちが、祭りを守っていこうと一生懸命頑張ってくれている。何とか成功させ、次世代につないでいきたい」と話した。
この日決まった役者などは次の皆さん。
汐打ち=稲田賢▽似士子(にしこ)=吉田慶子▽かつぎ=小森千鶴、茶谷律花▽包持=岩谷來実▽連雀=寺田鈴花▽酒絞り=五嶌乃庵▽弓持=吉田慧斗▽籠振り=岩谷翔平▽弓頭=滝本虎次郎、吉田陽輝▽当船=向宝丸▽舳(へ)乗り=小山珀空▽白丁=田代淳、稲田大▽商人=吉田翼▽弓頭付添人=太田信▽稚児補欠=磯崎寛斉、岩谷裕世▽舳乗り補欠=吉田穂高、鈴木寛大、稲田湊
つるの儀は、2隻の船が大島港から対岸の串本漁港までの往復約3キロで速さを競う「櫂伝馬競漕(かいてんまきょうそう)」の後に営まれる。華やかな衣装を着て化粧をした役者の行列が社務所から出発し、大島港に設置された「つる」と呼ばれる舞台を3周する。祭りの見どころの一つとなっている。
おみくじ祭では、2升ますに入った洗米の上に並んだ役者候補の名前を書いた紙に、猪野久次神主(75)が麻の筆を押し当てた。筆先にくっついた紙を大島区を代表して尾崎太さん(68)が扇子で受け取り、各役者の名前が発表された。
その後、大島区の寺町忠区長(72)ら参列者が順番に神前に玉串をささげ、お神酒と米を口にした。
これまで水門祭は4地区の当番制で営んでいたが、地域住民の減少や高齢化で、今年から区全体で取り組むことになった。
寺町区長は「若い役員たちが、祭りを守っていこうと一生懸命頑張ってくれている。何とか成功させ、次世代につないでいきたい」と話した。
この日決まった役者などは次の皆さん。
汐打ち=稲田賢▽似士子(にしこ)=吉田慶子▽かつぎ=小森千鶴、茶谷律花▽包持=岩谷來実▽連雀=寺田鈴花▽酒絞り=五嶌乃庵▽弓持=吉田慧斗▽籠振り=岩谷翔平▽弓頭=滝本虎次郎、吉田陽輝▽当船=向宝丸▽舳(へ)乗り=小山珀空▽白丁=田代淳、稲田大▽商人=吉田翼▽弓頭付添人=太田信▽稚児補欠=磯崎寛斉、岩谷裕世▽舳乗り補欠=吉田穂高、鈴木寛大、稲田湊