和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2025年02月14日(金)

【動画】華やか「吉兆」作り 節分に向け熊野速玉大社、和歌山県新宮

節分に向けて「吉兆」を制作する熊野速玉大社の巫女たち(24日、和歌山県新宮市で)
節分に向けて「吉兆」を制作する熊野速玉大社の巫女たち(24日、和歌山県新宮市で)
 節分(2月2日)に向け、和歌山県新宮市の世界遺産・熊野速玉大社が24日、華やかな縁起物「吉兆」の授与を始めた。

 速玉大社によると、吉兆は福神を迎えた木のことで、節分にこの吉兆を飾ると幸福が訪れると信じられている。

 境内で採取した柳の枝を上野顯宮司(71)が切りそろえ、巫女(みこ)らがピンクや青、黄など色鮮やかな直径3センチほどのもち花、タイ、大福帳といった飾り物を付けて仕上げている。

 今年は長さ約90センチの大(1本3500円)を200本、約50センチの小(1本2千円)を800本用意し、社頭で授与。希望者には郵送でも対応する。

 禰宜(ねぎ)の濵中孝成さん(49)は「吉兆で皆さんに福が訪れ、良い一年をお過ごしいただければ」と話していた。

 問い合わせは熊野速玉大社(0735・22・2533)へ。