獅子舞の稽古始まる 2月8日の「水門祭」に向け、和歌山県串本町大島
和歌山県串本町大島の水門神社の例祭で県無形民俗文化財の「水門祭」が2月8日に営まれる。本番に向け、地元の紀伊大島開発総合センターで15日、獅子舞の稽古始めとなる「獅子出し」があった。住民ら約50人が訪れる中、地元の若者でつくる「大同会」の会員が獅子舞を披露し、士気を高めた。
水門祭は、主祭神の誉田別命(ほむだわけのみこと)=応神天皇=が紀伊大島近くの通夜島に立ち寄った際、島民が船で出迎えたという由来に基づく祭り。毎年2月の第2土曜に本宮を営んでいる。
本宮では弓頭2人が矢を射る「お的の儀」、神前に氏子らを招いてお神酒や料理を振る舞う「大座の儀」、行列がご神体を運ぶ「神幸の儀」、近くにある苗我島へ船で行く「渡御の儀」、紀伊大島―串本間を2隻の船で往復し速さを競う「櫂伝馬競漕(かいてんまきょうそう)」など多彩な神事や行事が営まれ、毎年多くの見物人が訪れる。
獅子出しでは、今年から祭典保存会長を務める吉田慎二さん(57)が、今年から当番組が廃止になったことに触れ「皆さんの協力を仰ぎながら頑張っていきたい」とあいさつ。乾杯後、乱獅子などの獅子舞が披露された。
吉田会長は「獅子出しを終えていよいよ始まるんだなと気が引き締まる。伝統ある祭りなので、先人の培ってきたものを壊さないよう、誠心誠意務めたい」と話した。
祭り前の2月1日には神事の「つるの儀」に登場する役者を決める「おみくじ祭」が営まれる。
■大同会が船出し
祭りに向け、大同会の会員らは12日、櫂伝馬競漕で使用する櫂伝馬を倉庫から出し、船底をきれいにした。
櫂伝馬競漕は「鳳(おおとり)」と「鶽(はやぶさ)」の2隻が紀伊大島―串本間の往復約3キロで速さを競う。祭りの中でも呼び物の一つとなっている。
祭りに向け、競漕の練習は25日に始まる予定。櫂伝馬には昨年、能登半島地震で参加できなかった航空自衛隊串本分屯基地の隊員も参加するという。
水門祭は、主祭神の誉田別命(ほむだわけのみこと)=応神天皇=が紀伊大島近くの通夜島に立ち寄った際、島民が船で出迎えたという由来に基づく祭り。毎年2月の第2土曜に本宮を営んでいる。
本宮では弓頭2人が矢を射る「お的の儀」、神前に氏子らを招いてお神酒や料理を振る舞う「大座の儀」、行列がご神体を運ぶ「神幸の儀」、近くにある苗我島へ船で行く「渡御の儀」、紀伊大島―串本間を2隻の船で往復し速さを競う「櫂伝馬競漕(かいてんまきょうそう)」など多彩な神事や行事が営まれ、毎年多くの見物人が訪れる。
獅子出しでは、今年から祭典保存会長を務める吉田慎二さん(57)が、今年から当番組が廃止になったことに触れ「皆さんの協力を仰ぎながら頑張っていきたい」とあいさつ。乾杯後、乱獅子などの獅子舞が披露された。
吉田会長は「獅子出しを終えていよいよ始まるんだなと気が引き締まる。伝統ある祭りなので、先人の培ってきたものを壊さないよう、誠心誠意務めたい」と話した。
祭り前の2月1日には神事の「つるの儀」に登場する役者を決める「おみくじ祭」が営まれる。
■大同会が船出し
祭りに向け、大同会の会員らは12日、櫂伝馬競漕で使用する櫂伝馬を倉庫から出し、船底をきれいにした。
櫂伝馬競漕は「鳳(おおとり)」と「鶽(はやぶさ)」の2隻が紀伊大島―串本間の往復約3キロで速さを競う。祭りの中でも呼び物の一つとなっている。
祭りに向け、競漕の練習は25日に始まる予定。櫂伝馬には昨年、能登半島地震で参加できなかった航空自衛隊串本分屯基地の隊員も参加するという。