センリョウ出荷始まる 正月飾りとして人気、和歌山県印南
和歌山県印南町の山間部にある真妻地域で、正月用の切り花として人気のあるセンリョウ(センリョウ科)の収穫が始まった。JA紀州の真妻事業所では8日からセンリョウの受け入れを始めており、主に関西方面へ出荷される。
センリョウは上向きに赤い実がなる姿から、縁起が良いとされる。正月の装飾に使う縁起物や切り花として需要がある。
同町では1950年ごろに栽培が始まり、60年代に産地化が進んだ。真妻地域のセンリョウは実の色が濃く茎が細いといった特徴があり、西日本有数の産地として知られている。切目川上流域には、日光を3割程度に抑えるため黒い寒冷紗(かんれいしゃ)で覆った栽培小屋が立ち並ぶ。
近年は高齢化により生産農家は減少しており、JAを通じて出荷しているのは14戸。
10月まで暑さが続いた影響で、生育が10日ほど遅れた。今月に入り気温が下がったことで、一気に色づきが良くなった。ヨトウムシによる食害の影響もあり、JA紀州では例年より3割ほど少ない3万本の出荷を見込んでいる。
JA紀州真妻事業所では生産者が持ち込んだセンリョウを受け入れ、職員が品質を目視で確認する。出荷は13日まで。
花き部会センリョウ部長の森口詠士さん(70)=同町皆瀬川=は約6アールの園地でセンリョウを栽培しており、今年は3千本ほどの出荷を予定。森口さんは「正月飾りとして、多くの人に使ってほしい」と話している。
センリョウは上向きに赤い実がなる姿から、縁起が良いとされる。正月の装飾に使う縁起物や切り花として需要がある。
同町では1950年ごろに栽培が始まり、60年代に産地化が進んだ。真妻地域のセンリョウは実の色が濃く茎が細いといった特徴があり、西日本有数の産地として知られている。切目川上流域には、日光を3割程度に抑えるため黒い寒冷紗(かんれいしゃ)で覆った栽培小屋が立ち並ぶ。
近年は高齢化により生産農家は減少しており、JAを通じて出荷しているのは14戸。
10月まで暑さが続いた影響で、生育が10日ほど遅れた。今月に入り気温が下がったことで、一気に色づきが良くなった。ヨトウムシによる食害の影響もあり、JA紀州では例年より3割ほど少ない3万本の出荷を見込んでいる。
JA紀州真妻事業所では生産者が持ち込んだセンリョウを受け入れ、職員が品質を目視で確認する。出荷は13日まで。
花き部会センリョウ部長の森口詠士さん(70)=同町皆瀬川=は約6アールの園地でセンリョウを栽培しており、今年は3千本ほどの出荷を予定。森口さんは「正月飾りとして、多くの人に使ってほしい」と話している。