和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年11月24日(日)

「第8波に入っている」 新型コロナで和歌山県知事

 和歌山県の仁坂吉伸知事は15日の定例記者会見で、和歌山県を含め、全国的に新型コロナウイルス流行の「第8波」に入っているという認識を示し、改めて感染防止対策を続けるよう呼びかけた。

 理由として、和歌山県のほか、鳥取県や東北、北陸地方など、これまで感染者数が少なかった地域でも、多くなったことを挙げた。

 その上で仁坂知事は「第8波が始まり、リスクは高まっている。感染すれば企業活動にも影響が出るし、毒性が弱くなっているとはいえ、亡くなっている人もいる。ワクチンを打ったり、検査をしたりし、うつらない、うつさないようにしなければならない」と話した。

■新規クラスター3件

 県は15日、新型コロナウイルスの新規クラスター3件を発表した。

 海南保健所管内の介護老人保健施設で17人、岩出保健所管内のサービス付き高齢者向け住宅で7人、橋本保健所管内の老人福祉施設で8人の感染を確認した。

 入院者は227人で、病床使用率は93・8%となった。

■新型コロナ新規感染者数(15日、県発表分)

 377人

〔保健所管内別の参考値〕

和歌山市187 海南18 岩出83 橋本44
湯浅53 御坊37 田辺91 新宮41