和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2021年12月03日(金)

駅舎に思い出書いたはがき 上富田町のJR朝来駅で展示

駅舎の待合所に展示される懐かしの思い出はがき(和歌山県上富田町朝来で)
駅舎の待合所に展示される懐かしの思い出はがき(和歌山県上富田町朝来で)
 和歌山県西牟婁郡の無人駅やその周辺を活性化しようと、白浜町の小売店が、駅に関する懐かしの思い出をしたためたはがきを駅構内に展示する取り組みを始める。15、16の両日には上富田町のJR朝来駅で開催する。

 取り組むのは、朝来駅近くや白浜町内でスーパーマーケットを運営する岸商店(岸敏明社長)。「かつて駅前は店が多く、すごく栄えていたが、今は衰退している。寂しく感じる住民は多い。なんとか盛り上げたい」と企画した。

 1回目は朝来駅。8月にはがきを募集した。20~200字で朝来駅にまつわるエピソードや思い出をつづってもらう取り組みで、かつて列車を利用した3人から応募があった。

 3人は70代と90代のいずれも女性。蒸気機関車で顔がすすだらけになったり、駅から学校までの道筋で四つ葉のクローバーを見つけたりしたほか、朝のラッシュがすごかった思い出などをつづっている。

 はがきでの応募だが、駅舎の写真やイラストも入った縦約80センチ、横約60センチのサイズのポスターに仕上げ、駅の待合所に展示する。

 岸社長は「はがきに感激した。おそらく読んだ人はほっとした気分になり、駅舎は癒やしの空間になるだろう」と話す。今後、白浜町のJR紀伊富田駅やJR椿駅、JR紀伊日置駅でも取り組む予定。