和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2021年09月20日(月)

温州ミカン収穫前に販売対策会議 JA紀南

温州ミカンの収穫を前に情報や意見交換するJA紀南と市場の関係者ら(12日、和歌山県田辺市秋津町で)
温州ミカンの収穫を前に情報や意見交換するJA紀南と市場の関係者ら(12日、和歌山県田辺市秋津町で)
 温州ミカンの収穫を前に和歌山県のJA紀南は12日、田辺市秋津町の中央購買センターで、全国の市場関係者を招いた販売対策会議を開いた。

 対策会議は、販売強化と価格の安定を目指すために毎年開いている。今年は、東京から広島までの市場関係者が16人、JA紀南や県農からは農家や職員ら43人が参加した。

 指導部が本年度産の状況について報告。5日現在、実太りは日南1号と早生が前年・平年並みで、ゆら早生が前年・平年よりやや小さい。糖度は、各品種とも前年・平年より低く、酸度は各品種とも前年よりやや高く、平年よりやや低いという。

 販売部はJA紀南を通じての出荷計画について、極早生が2250トン(前年度比95%)、早生が2100トン(前年度比82%)と示し、販売価格(1キロ当たり)は極早生で210円以上、早生で240円以上、普通で270円以上が目標だとした。

 その後の情報、意見交換では、秋に競合する他の果物の状況について、大阪の市場関係者が「今年は天候不順が影響している。ブドウとナシは不作で、ミカンは前年並みかやや少ない状況。柿は平年並み」と説明。消費者に人気の品種「ゆら早生」について、東京都の市場関係者は「早生につながる重要な品種。今年は数量が少ないというが、厳選して出荷してほしい」と要望した。