和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2022年08月14日(日)

探偵紹介アドバイザー明かす実態、相談の8割が“不倫問題” 女子中学生からインスタDMで「父親が不倫しているかも」との調査依頼も

『タワマンのママ友に夫の不倫をバラされた』(C)Hitomi Hirai, Sayuko Mito 2022
『タワマンのママ友に夫の不倫をバラされた』(C)Hitomi Hirai, Sayuko Mito 2022
 大手企業務めでイケメンな夫を持つ専業主婦の主人公。娘と3人で憧れのタワマン暮らしを始めるが、ある日、夫の不倫を発見。信頼していたママ友だけに相談していたら、瞬く間にマンション中に広がり…。「探偵紹介アドバイザー」として活動する平井仁美さんのもとに寄せられた実話エピソードが原案の漫画『タワマンのママ友に夫の不倫をバラされた』(KADOKAWA刊)は、夫婦のゆがんだ関係性とタワマンで起きた主人公の悲劇が描かれる。主人公が選んだ“本当の幸せ”とは何か。平井さんに話を聞いた。

【漫画】タワマンのママ友に“ブランドバッグ”を褒められ…小さな嘘が招いた悲劇「私が何をしたって言うの⁉」

■夫の笑った顔が嫌いだった…タワマン暮らしの“勝ち組”主婦が明かした真実「“エリート夫と結婚した私”が好きなだけだった」

――本作は、信頼していたママ友に夫の不倫をバラされたという実話で、探偵紹介アドバイザーの平井さんのもとに寄せられたエピソードが原案です。書籍化のいきさつを教えてください。

【平井仁美さん】「タワマン」「ママ友トラブル」、「不倫」といった話題は、ワイドショーやドラマでもよく取り上げられるように、誰もが少なからず興味を抱いてしまうネタです。ですが私の職業は、そんなテレビの中だけで起こるような出来事と、地道に真摯に向き合っていくことです。「よくあるゴシップ」のように見えたとしても、ふたを開けてみれば、それぞれ人間らしい苦悩がある。彼女たちをよく知れば知るほど、その心の動きに共感せざるを得ない部分も多いのではないかと思います。少しゾクッとする“人間の怖さ”を知りながらも、ひとりの主人公の成長に注目してもらいたいと思って企画しました。

――主人公の専業主婦・奈菜さんは、タワマンで“夫婦円満”を演じていました。夫の不倫にショックを受けながらも、ママ友との関係性が崩れてしまうことを異常に恐れる姿が印象的でしたが、発端は夫婦仲が円満ではなかったことですね。

【平井さん】実は旦那さんも奈菜さんも、お互いに愛情を感じていなかったんですね。私が奈菜さんからのお話で驚いたのは、「夫の笑った顔が嫌いだった」という言葉でした。旦那さんが楽しそうに笑ったりすると、それがなぜか憎くて仕方なかったんだとか…。のちに、「“エリート夫と結婚した私”が好きなだけで、純粋に旦那さんの幸せを願えたことはなかったかもしれない」と振り返っていました。

――見栄や自尊心にとらわれて「結婚」を選んでしまったんですね。

【平井さん】「結婚」というキーワードからは、明るくキラキラとしたイメージを連想しがちですが、奈菜さんたちのように「離婚したいわけではないけど、うまくいっているわけでもない」というご夫婦って、じつはかなり多い印象です。でも本人はジレンマを抱えていて、「不倫」というトラブルが起きてしまう気もします。

■不倫問題の相談者は、夫婦関係の再構築を望んでいるケースが多い「私の仕事は真意を一緒に導き出すこと」

――奈菜さんは、「円満な家庭だと嘘をついていた」ことが理由で、ママ友たちから嫌がらせを受けて孤立します。その影響が娘にまで及び、ようやく一念発起します。

【平井さん】それまで他人の目ばかりを気にしていた奈菜さんですが、娘のために「幼稚園をやめようか…」「離婚をして実家に帰ろうか…」というところまで踏み込んで考え始めます。“母親”であるという事実は、女性を信じられないほど強くすることを感じました。

――奈菜さんは離婚を決断しますが、不倫されて“再構築”を望む人もいると思います。平井さんに寄せられる相談の8割が「不倫問題」とのことですが、どのように対応しているのですか。

【平井さん】不倫問題の相談者は、夫婦関係の再構築を望んでいるケースのほうが多いです。もちろん、離婚前提で調査依頼をくださる方もいらっしゃいますが、結論から言えば離婚は「してもしなくても大丈夫」なんです。自分が本気で考え、冷静に決めたことであればそれが正解です。無責任なわけではありませんよ(笑)。

――他人や一時の感情に惑わされず、自身で決めるということですね。

【平井さん】そもそも私は、離婚を悪いことだと思っていません。人の価値観は常に変化していくものですから、結婚を約束した相手と離れる必要が出てくることも、自然なことだと思っています。私の仕事は「相談者の真意を一緒に導き出す」ということです。

――たとえば“離婚を止める”場合もありますか?

【平井さん】はい。たとえば、何かの“腹いせ”で離婚しようとしている時などです。「不倫されたことで相手を信頼できなくなり、それがストレスなので離婚」という場合と、「不倫されたから離婚するって言ってやる!!」という場合は、似ているようで全く違います。後者の場合、あとで後悔する可能性が高いので、一度冷静に考え直すことが必要です。その逆もしかりで、世間体のために結婚生活を続ける場合も、自分の心を無視していますよね。離婚という選択肢と、その後の現実的なプランをあわせてお伝えしています。

――探偵紹介アドバイザーのもとには、どんな相談が寄せられるのでしょうか。

【平井さん】夫の不倫調査のほかにも、「恋人がいく飲み会に潜入してほしい」、「彼氏が結婚しているかもしれない」などの相談がありました。最近で印象深かったのは、中学生の女の子からの依頼です。「父親が不倫しているかもしれない」という相談を、InstagramのDMからいただきました。“過去最年少”の不倫調査依頼でしたが、彼女はすでに自分でも証拠集めを進めていて、その冷静さには驚かされました。こんな子どもに不倫調査を依頼させるなんて、これはさすがに許せることではないという怒りで胸が痛みました。

――ここ最近は、探偵に調査を依頼するという敷居も低くなっている印象です。

【平井さん】たしかにここ最近、「サレ妻」というワードがSNS上で一般的になっているような印象を受けます。エンタメ作品も増えているので、その影響で探偵業界が注目されているのならば、ありがたいことだと思います。なかなか“怪しい”イメージが刷新されませんが(笑)、もっと多くの方が気軽に相談できるように、SNS等の活動も積極的に続けていきたいと考えています。

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