和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年03月29日(金)

串本町長と意見交換 国土強靱化大臣が和歌山視察

二之湯智国土強靱化担当大臣(右)と意見交換をする田嶋勝正町長=10日、和歌山県串本町サンゴ台で
二之湯智国土強靱化担当大臣(右)と意見交換をする田嶋勝正町長=10日、和歌山県串本町サンゴ台で
 二之湯智国土強靱(きょうじん)化担当大臣が10日、和歌山県内各地で南海トラフ地震や津波対策について視察をし、串本町では田嶋勝正町長と意見交換をした。

 二之湯大臣はこの日、広川町の「稲むらの火の館」や田辺市の会津川左岸地区津波避難タワー、すさみ町の道の駅「すさみ」などを視察したほか、防災対策として昨年7月に高台に移転した串本町の新庁舎も訪れた。

 町長室での意見交換では、田嶋町長が同町の津波浸水想定や高台移転の取り組みなどについて説明。終了後、二之湯大臣は報道陣に「担当大臣として和歌山県の対策について現地を視察したいとかねて思っていた。各市町でいろんな話を聞き、取り組みに感銘を受けた。南海トラフ地震はいつ来るか分からないので、住民の命を守るために頑張っていただきたい」と述べた。

 田嶋町長も「防災担当の大臣にこの地に来て現状を見ていただいた。強靱化対策は行政を進めていく上で常に頭に入れておかなければならないことであり、大臣にお会いできたので、また、いろいろなことで相談させていただけたらありがたい」と話していた。