和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2022年05月16日(月)

【詳報】週末2日で新規感染314人 和歌山県内、クラスター5件

コロナカット
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 和歌山県は15日、16日いずれも157人が新たに新型コロナウイルスに感染したと発表した。15日まで4日連続で過去最多を更新し、16日も最多タイとなった。2日間を合わせると314人。クラスターは5件を新たに認定し、今年に入って13件となった。


 2日間に発表された新規感染者の保健所管内別の内訳は、和歌山市が15日79人・16日95人、岩出が41人・20人、橋本12人・14人、湯浅9人・12人、田辺7人・6人、海南2人・8人、御坊3人・1人、新宮2人・1人、県外在住が15日に2人。和歌山市は4日連続で過去最多となった。

 直近1週間の人口10万人当たり感染者数(16日時点)は過去最多の81・4人。保健所管内別は多い方から、岩出110・0人、和歌山市103・7人、橋本79・9人、湯浅75・7人でいずれも過去最多。田辺は次に多い60・1人だった。

■家族や地域に感染拡大
新成人の同窓会

 新たなクラスターの1件目は、橋本管内で9日にあった成人式後の食事会。参加した6人全員と別のグループの1人、会場となった飲食店の従業員5人の計12人の感染が分かった。県は橋本市小原田の飲食店「居酒屋わらべ」に9~11日に来店した人は最寄りの保健所に速やかに連絡するよう呼び掛けている。

 2件目は岩出管内で10日にあった成人式後に同管内の飲食店で開かれた同窓会で、参加者24人中、18人の感染が判明した。

 3件目は「岩出男子バレーボール部スポーツ少年団」で、選手8人と監督、コーチ、保護者を含め計14人の感染が分かった。9、10日に岩出管内でバレーボール大会があり、県外を含め100人以上が参加した。選手が通う岩出市内の小学校にも感染が広がっているため、市内6校を17日から臨時休校にしている。

 和歌山市栄谷の「第二ひまわりこども園」では保育士5人と園児1人の計6人の感染が判明。和歌山市西庄の通所介護施設「なごみの郷あゆむ」では利用者8人、職員3人の感染が分かり、それぞれクラスターと認定された。県内のクラスターは計104件となった。

 一方、これまでにクラスターに認定されている、岩出管内で9日にあった成人式後の同窓会と、橋本管内で同日にあった成人式後の同窓会では、感染者が2人増えて計40人となり、過去最多を更新した。二つの同窓会は岩出管内の同じ飲食店であった。

 成人式後の同窓会や食事会のクラスターは、岩出管内と橋本管内で計3件あり、感染者は合わせて70人。家族ら関連を含めると今後、200人近くに上る可能性があるという。

 県福祉保健部の野尻孝子技監は「県内の感染者数の増加は、成人式後の飲食会にからめたものと考えられる。リスクの高い行動であり、感染爆発を起こし、家族や地域に広がっていることは非常に残念だ」と話した。

 スポーツ関係でもこれまでを含め、バレーボールで4件、相撲で1件の計5件のクラスターが確認されており、感染者が増えたものもある。

 田辺市の飲食店であった「紀伊田辺ライオンズクラブ」の新年例会のクラスターは、参加者や店関係者計92人全員の検査結果が分かった。感染者は新たに1人増えて16人、残り76人は陰性だった。田辺管内で2日間で確認された感染者13人のうち9人が感染者の接触者で、多くが家族からとみられる。4人はすでに発表されている感染者と関連がなかった。


 県議会事務局は岩出市選出の自民党、北山慎一議員(47)の感染を確認したと発表した。家族内感染とみられるという。