和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2022年01月20日(木)

遊休市有地をホテル事業に活用へ 田辺市が民間アイデア採用

ホテル事業での活用が決まった市有地(和歌山県田辺市高雄2丁目で)
ホテル事業での活用が決まった市有地(和歌山県田辺市高雄2丁目で)
 和歌山県田辺市は8日、JR紀伊田辺駅近くにある遊休市有地(高雄2丁目)について、ホテル事業に活用する方針を明らかにした。民間から土地の活用方法についてアイデアを募ったところ、1件の応募があり、採用を決めたという。実際に事業を実施する事業者は来年度に選定する予定。


 市有地は、駅北西側の線路沿いにある旧国鉄田辺駅宿舎跡地(約4千平方メートル)。1994年3月に旧国鉄清算事業団から更地を購入し、駅前の再開発用地などとして活用を検討してきたが、事業化に至らないまま30年近くが経過。地元の町内会が管理し、グラウンドゴルフなどの地域活動に使用してきた。

 市の中心部にあるこの土地の活用は長年の課題となっており、市は、民間ならではの知恵や発想を生かして中心市街地の活性化につなげようと計画。まずは活用方法のアイデアを募り、決定した後に改めて実施事業者を選定する2段階方式で、今年9月にアイデアの募集を受け付けていた。

 8日の市議会一般質問で、柳瀬理孝議員(無)が事業の進捗(しんちょく)状況について質問。衣田克・建設部長はホテル事業を採用したことを明らかにした上で、その理由について「新たな回遊拠点ができることにより、新しい人の流れが生まれ、商店街や飲食店街『味光路』などのにぎわいの創出につながると判断した」と答えた。

 今後は、外部の有識者や地元団体などでつくる検討委員会、「パブリックコメント」を通じて市民の意見も聞いた上で活用計画をまとめ、実施する事業者を改めて募集する予定。