和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年04月24日(水)

冬の交通安全運動始まる 10日まで事故防止啓発

買い物客に啓発品を手渡す田辺署員ら(1日、和歌山県上富田町朝来で)
買い物客に啓発品を手渡す田辺署員ら(1日、和歌山県上富田町朝来で)
 わかやま冬の交通安全運動(和歌山県など主催)が1日に始まった。10日までの期間中、県内の各警察署や市町村は、「飲酒運転の根絶」「高齢運転者の安全運転への意識の向上」「歩行者の安全確保と自転車の安全利用」の3項目を重点に啓発活動をする。

 年末にかけて交通事故が多発する傾向にあることから、広く県民に交通ルールの順守と交通マナーの実践を習慣づけてもらうことを目的に毎年この時季に行っている。

 県によると、2016~20年の5年間で、県内の交通事故による死者数を月別でみると、12月が最も多く22人、次いで10月19人、11月18人となっている。

 運動の初日には、上富田町朝来のスーパーセンターオークワ上富田店前で、交通指導員や田辺署員ら関係者約20人が、買い物客に反射材などの啓発品を計300組配布するなど街頭啓発をした。

 町交通指導員会の出羽雄次会長(74)は「年末年始は車が増え、人の往来も激しい。酒を飲む機会も増えるので、十分に気を付けてもらいたい」と話した。