和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2021年12月06日(月)

未経験者対象に体験教室 龍神の少年野球クラブと分校野球部

ティーボールを楽しむ子どもたち(和歌山県田辺市龍神村柳瀬で)
ティーボールを楽しむ子どもたち(和歌山県田辺市龍神村柳瀬で)
 和歌山県田辺市龍神村の龍神少年野球クラブと南部高校龍神分校野球部が主催する野球体験教室が23日、龍神村柳瀬のグリーングラウンドであった。龍神村内から参加した保育園児と小学生計18人が、軟らかいボールを使った野球やボール遊びをして楽しんだ。


 同クラブと分校野球部が合同で体験教室を開くのは、昨年に続いて2回目。野球の楽しさを未経験の子どもたちに伝え、野球をするきっかけとし、長く続けてもらおうという取り組み。

 同クラブからは部員10人、分校野球部からは部員11人が出て、手分けをして運営した。最初に準備運動で全員でグラウンドを走って体を温めた。続いて、ホームベース上に置いたコーンの上の軟らかいボールを子ども用バットで打つティーボール体験をした。

 参加した子どもたちは、打撃と守備の両方を交互に体験して対戦。ボールを打った後、三塁側に走ってしまう子どももいたが、ルールやバットの振り方を優しく教わった。

 分校野球部の普段の練習を再現して、硬球を打つ場面を見せようと、今回初めてピッチングマシン3台を使い、部員3人が直球や変化球を打つ様子を間近で見せた。カーンという大きな打撃音とともに、ホームラン性の大きな当たりが出ると、子どもたちから「わあ、すごい」と驚きの声が上がった。

 他にも、数字を書いた板に向かってボールを投げる的当てゲームをしたり、じゃんけん大会をしたりした。

 龍神少年野球クラブの小学6年、水田旭登主将(12)は「みんな打撃や守備が上手で楽しそうにしていた。今日は野球の楽しさが伝えられたと思う。入部してくれる子どもがいたらいい」と話した。同クラブ出身で分校野球部の2年生、松田健太郎主将(17)は「野球人口が少なくなっている中で、子どもたちが野球を楽しんで、少しでもやってみようかなと思ってもらえる手伝いができたならうれしい。村の人たちから支援をしてもらっているので、その恩返しにもなればとも思う。今日は無邪気に野球を楽しんでいた小学生の頃を思い出した。教えることで僕も頑張ろうという気になった」と語った。

 分校野球部の林達也監督は「部員の大半は村外出身者で、いつも村民の皆さんの温かい支援の中で活動できている。野球というスポーツの素晴らしさを伝えて地域に貢献できたらと考えている。今日の体験教室で一人でも野球をする子どもが増えればうれしい」と述べた。