和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2021年11月30日(火)

目指せうまいもん甲子園優勝 神島高生がシェフと特訓

ホテル日航プリンセス京都の中埜智史総料理長(左から3人目)の指導を受ける神島高校のメンバー=25日、和歌山県田辺市文里2丁目で
ホテル日航プリンセス京都の中埜智史総料理長(左から3人目)の指導を受ける神島高校のメンバー=25日、和歌山県田辺市文里2丁目で
 全国の高校生が独自レシピの料理を競う「第10回ご当地!絶品うまいもん甲子園」に出場する神島高校(和歌山県田辺市文里2丁目)の生徒3人が25日、プロのシェフから指導を受け、全国優勝に向けて料理のレベルアップを図った。


 地元食材を使ったアイデアメニューを競う大会。神島高は近畿エリア大会で惜敗したものの、敗者復活戦で全国大会出場を決めた。大会には330チームが出場し、全国に進めるのは15チーム。

 神島高のメニューは南高梅と養殖マダイを使用した「南紀白浜真鯛(マダイ)の梅彩丼」。梅肉天ぷら、梅酢焼き、かぶとの梅煮と調理法の異なる3種類の料理を丼に盛り込んだ。さらにマダイの中骨から取っただしを掛けて、味の変化が楽しめる工夫をしている。

 プロの指導は、キリンビバレッジが全国出場チームにプロの料理人を派遣する「キリン チャレンジキッチン」で実現した。神島高にはホテル日航プリンセス京都(京都市)の中埜智史総料理長が訪れ、メンバーの小坂紗麗さんと延瑞季さん、山本和花さん(いずれも3年生)に調理法や盛り付け方などを指導した。

 中埜総料理長は「地域の良質な梅干し、タイを無駄なく使い切っている。伝統的な調理法を使って、今風の料理にするアイデアもいい。味はトップレベル」と太鼓判を押した。

 さらに、カリッとした食感を出すため、天ぷらを揚げ直すことを勧めたほか、ご飯に味付けしながらしっとりさせる炊き方を教えた。魚を焼く際に食感と香りをプラスする秘策として紀州備長炭を使うことを提案。食欲をそそる大葉やゴマの生かし方も助言した。

 延さんは「悩んでいたご飯のパサパサ感、天ぷらのべっちゃり感が一気に改善できた。思い付かないようなアイデアもたくさん頂いた。格段においしくなった」と感謝。「敗者復活での出場で、地域の人々に支えられていることを実感した。優勝して期待に応えたい」と話した。

 全国大会は11月27日に東京で開催される。