和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年04月19日(金)

【動画】目指せ頂点 全国高校サッカー和歌山大会(2)/田辺工業 守備固めて初戦突破へ

全国高校サッカー和歌山大会・田辺工業
全国高校サッカー和歌山大会・田辺工業
全国高校サッカー和歌山大会・田辺工業メンバー表
全国高校サッカー和歌山大会・田辺工業メンバー表
全国高校サッカー和歌山大会・紹介動画QRコード
全国高校サッカー和歌山大会・紹介動画QRコード
 3年生5人、2年生7人、1年生4人の計16人。チームの雰囲気が良く、学年関係なく仲が良い。守備に重きを置いた試合展開で初戦突破を目指す。

 3年生はサッカーが好きな選手ばかり。今夏の総体での悔しさを晴らそうと、夏以降も就職や進学に向けて活動しながら練習に取り組んだ。MF村上はシュートやドリブルのテクニックがチームの中でも突き出ている。相手をかわしながら、MFの松葉や澤邊にパスを出すことで得点につなげる。村上は「得点に絡んでチームを勝たすのが自分の役割。勝ちを目指して、いい思い出をつくりたい」と意気込んでいる。

 守備はDFの前田、沖が二枚看板となる。GKの横山はプレー中、後ろからの声掛けを絶やさない。ハーフタイムになると後輩にアドバイスをよくしているという。

 初戦(2回戦)で当たる桐蔭は、県ジャンプリーグ1部で戦う強豪だ。田辺工業は同リーグ3部。寺田監督は選手が主体となってどう戦うかを考えてもらうためにミーティングを企画。選手からは、体の強さや集中力の違いを実感する声が上がった。

 その上で、強豪に勝つために戦術も編み出した。フォーメーションを5―3―2の守備主体に変更。ジャンプリーグの試合で実践したところ、相手チームを惑わせることができ、手応えをつかんだ。

 主将の前田は「3年生は積極的に声掛けをしてチームを明るくする役割がある。相手に点を取らせないように、守備を固めて接戦で勝利したい」と抱負を語った。

■HPに紹介動画

 第100回全国高校サッカー選手権和歌山大会に出場する田辺・西牟婁のチームを紹介する動画を、紀伊民報ホームページAGARA(アガラ)の「YELL(エール)!!~レンズの向こうの選手たち」で公開しています。携帯電話やスマートフォンからQRコードを読み取るとサイトにアクセスできます。