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2024年04月20日(土)

田辺ボーイズが関西大会へ 中学生硬式野球

県予選を勝ち抜き、関西秋季大会に出場する和歌山田辺ボーイズ
県予選を勝ち抜き、関西秋季大会に出場する和歌山田辺ボーイズ
 中学生硬式野球「ボーイズリーグ」の第51回日本少年野球関西秋季大会和歌山県支部予選が18~25日、日高川町和佐の南山スポーツ公園野球場で開かれ、田辺・西牟婁を拠点に活動する和歌山田辺ボーイズが本戦出場を決めた。


 県予選は中学1、2年生で構成する10チームがA、Bの2ゾーンに分かれ、それぞれトーナメントで競った。

 Aゾーンの田辺ボーイズは初戦の2回戦で生石ボーイズ(海南・海草)と対戦。同点で迎えた最終回の7回表に1点を勝ち越し、2―1で勝った。畑野、中松昇、中山の継投で相手打線を抑えた。

 Aゾーン代表決定戦で田辺ボーイズは和歌山御坊ボーイズ(御坊・日高)と対戦。0―1の6回裏、1死から1番前田が三塁打を放ち、3番中山のスクイズで同点に追い付いた。延長8回裏1死から四球で出塁した前田が二盗を決め、続く2番中松昇が左中間へサヨナラ打を放ち、2―1で競り勝った。先発の中松昇が6回を1失点、継投した中山が2回を無失点に抑えた。

 田辺ボーイズとBゾーン代表の和歌山ボーイズ(紀北地方)は、県代表として10月16日に兵庫県淡路市で開幕する関西秋季大会に出場する。田辺ボーイズは初出場。24チームがトーナメントで競い、ベスト4まで勝ち進めば、阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)で中学生硬式野球の関西ナンバーワンを決める「タイガースカップ」に出場することができる。

 中松昇汰主将(2年)は「ピッチャーが踏ん張り、野手がここぞという場面で打って勝つことができた。関西大会に向けては、全員が練習から集中して試合で力を発揮できるようにして、ベスト4を目指したい」と抱負を語った。

 家高淳二監督は「2戦とも投手陣が最少失点に抑えてくれた。一戦一戦、力を付けている。関西大会でも、できるだけ失点を抑えて勝ちたい」と話した。

 中松主将以外の田辺ボーイズの選手は次の皆さん。

 2年=前田海翔、中山莞近、中松璃希、畑野琉樹、宇津礼恩、竹下叶晃、湯川永久、松尾匠隼、東谷唯央、松本理功▽1年=尾﨑友咲、廣井颯人、木下蓮登、津呂悠佑、山本夏未、福本祥大